
軽スーパーハイトワゴンは、軽自動車の中ではかなり広い室内空間を確保しているのが特徴です。マツダ「フレアワゴン」は、その室内空間を活かして快適にドライブが楽しめるよう、さまざまな利便性、快適性を高める機能を採用しています。
ここでは、フレアワゴンの内装や快適性を高めてくれる装備について、詳しく解説します。
- フレアワゴンの室内サイズは室内長2,170mm、室内幅1,345mm、室内高1,415mmを確保
- インテリアデザインは全車共通で、グレードによる違いはない
- 上位グレードの「XS」は「マルチユースフラップ」や「スリムサーキュレーター」といった快適性を高める機能を多数搭載
フレアワゴンの室内空間の特徴
2023年12月に登場した現行型のフレアワゴンは、先代モデルにおいても定評のあった室内の広さはそのままに、より快適性や利便性を高めているのが特徴です。
室内サイズは室内長2,170mm、室内幅1,345mm、室内高は1,415mmを確保しています。スーパーハイトワゴンならではの室内の高さを実現しているので、ヘッドクリアランスに余裕があり狭さを感じにくく、小さな子供であれば立ったまま車内を移動できるほどです。休憩時なども快適に過ごせるでしょう。
また、スライドドア開口高は1,250mm、開口幅は600mmと広いので、乗り降りもスムーズです。リアステップ地上高は345mmで低く、さらにつかみやすい大きめの乗降グリップが備わっているのもファミリー向けモデルならではのうれしい配慮といえるのではないでしょうか。
フレアワゴンの内装
ここからは、フレアワゴンのインテリアデザインや快適性、利便性を高めてくれるおもな装備について詳しく見ていきましょう。
インテリアデザインは、居心地の良さを重視しています。ベルトラインから下をブラック、ピラーや天井には明るい色をあしらうことで開放感を演出しつつ、上質さや落ち着きも感じさせます。
シートはグレー基調のメランジシートを採用。ほっとするような、まるでリビングにいるような安心感があるのが魅力です。
出典:
現行型の目玉装備のひとつであり、マツダ初採用となる「マルチユースフラップ」は、上位グレードの「XS」のみに搭載されています。
リアシートの左右席にセットされており、引き出して角度を調整して使用します。
エアコン吹き出し口が前方にしかない車の場合、前席は快適な温度であっても後席は暑い、または寒いなど、座席によって温度差が生じがちです。
上位グレードの「XS」では、車内の空気を循環させて温度差をやわらげ、室内全体が適温になるようにしてくれるスリムサーキュレーターが備わっています。静音タイプなので、ノイズも気になりません。
このほかにもロールサンシェードや、運転席・助手席のシートヒーター、リアヒーターダクトなども採用し、いつでも快適にドライブが楽しめるように配慮されています。
助手席前のインパネには広さのあるトレイがあります。すぐ手が届く位置にあるので、メガネケースやスマートフォン、ハンドタオルなど、よく使用するものの置き場所としておすすめです。
インパネボックス(助手席)

ドリンクホルダーは、運転席、助手席に1個ずつ用意されています。
オープントレイ(運転席)

インパネにも、小物入れがあります。
アームレストボックス(フロント)(XSのみ標準装備)

「XS」には、インパネと後席・運転席側にUSBチャージャーがあるので、ドライブしながらスマートフォンなどのデバイスの充電ができます。
シートアンダーボックス(助手席)(XSのみ標準装備)

「XS」の後席両側に標準装備のシートバックテーブルは、幼児用マグや紙パックドリンクにも対応したカップホルダーと、スマートフォンやタブレットが立てかけられるストッパー付きです。休憩時には大活躍してくれるでしょう。
フレアワゴンのシートアレンジ
出典:マツダ「フレアワゴン」機能性
フレアワゴンの後席は、簡単に倒せるワンタッチダブルフォールディング機構を採用しており、後席をすべて倒せば広々とした荷室スペースが広がります。後席を格納したときの床面はフラットになり、さらに荷室高も高く設計されているので、大きな荷物も積み込みやすいでしょう。自転車の積み込みをサポートするガイドも設置されています。
後席は分割して倒せるので荷物の量や大きさに合わせてアレンジでき、3人が乗った状態で大きな荷物を載せることも可能です。
さらに快適性を高め、使い勝手に磨きをかけたフレアワゴン
フレアワゴンは、スリムサーキュレーターやマルチユースフラップなど、快適性を高める機能を多数採用し、快適にドライブが楽しめる1台です。室内も軽自動車としては広く、シートアレンジ次第では自転車も積み込めるので毎日の生活の足として、長く愛せるモデルといえるのではないでしょうか。
よくある質問
Q1:フレアワゴンの室内空間の特徴は?
A:フレアワゴンは、軽スーパーハイトワゴンならではの広く快適な室内空間を実現しています。特に室内高は1,415mmを確保しているので頭上空間に余裕があり、小さな子供であれば車内を立ったまま移動できます。
Q2:フレアワゴンのインテリアデザインはどんな感じ?
A:インパネなどのガーニッシュにブラウンやカフェオレ色をあしらい、シートにはグレーのメランジ調素材を組み合わせ、自宅のリビングのような居心地の良さを演出しています。なお、グレードによるインテリアデザインの違いはありません。
※この記事は2024年1月時点の情報で制作しています