昨年度、愛知県内の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は、1万1000件を超え、これまでで最も多くなりました。

愛知県内には名古屋の3か所をはじめ、合わせて13の児童相談所や児童相談センターがあります。

2025年度の相談対応件数は、名古屋市内が3652件、ほかの10か所が7539件で合わせて1万1191件となり、前の年より531件増えて1990年の統計開始以来最も多くなりました。

全体の6割超が “心理的虐待”

虐待の内容では、子どもに対する暴言や家庭内暴力を子どもに見せるなどして心理的に外傷を与える「心理的虐待」が6734件で、全体の6割を超えました。

次いで、子どもに暴行を加える「身体的虐待」が3009件、保護者の怠慢や育児放棄などの「ネグレクト」が1329件と続いています。

問題が起きた場合は 虐待対応ダイヤル「189」に

虐待を通告する経路では、「警察」からが5912件と最も多く、次いで「家族・親戚」の1247件となっています。

児童相談所には、自治体や学校などと連携して子どもの権利と安全を守る役割がありますが、相談や支援を行っても暴力が止まらない場合などは裁判所に親権喪失を求めることができ、名古屋市では昨年度、親権喪失を1件、親権停止を2件申し立てています。

愛知県と名古屋市では、問題が起きた場合は、児童相談所の虐待対応ダイヤル「189」(いちはやく)や、SNSを利用した相談支援システム「親子のための相談ライン」に相談するよう呼びかけています。

児童虐待の相談件数 1万1000件超で過去最多に 家庭内暴力...の画像はこちら >>

編集部おすすめ