俳優の石原さとみが4月16日(火)、都内で行われた主演作『ミッシング』の完成披露試写会に出席した。2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居に臨んだ石原は、愛する娘の失踪により、次第に心を失くしていく母親・沙織里を演じ、「私にとって転機だと言える作品。
石原さとみ
舞台挨拶には石原をはじめ、共演する中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、吉田恵輔監督(『空白』『ヒメアノ~ル』)が出席した。石原は、以前から吉田作品への出演を熱望していたといい「今のままじゃいけない。私を変えてくれるのは、吉田監督だと思い、『作品に出させてほしい』と直談判したんですけど、一度は断られて」と振り返った。
一方、吉田監督は「石原さんの“華”がすごくて。
中村が演じるのは、風化する失踪事件を唯一取材し続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田という役どころ。石原との共演は、およそ19年ぶり。
中村倫也
沙織里の夫・豊を演じた青木は、「ここ(沙織里)が絶対的な存在なので、そこを夫としてどう思いやるか。その在り方を役に落とし込んだ」と役作りを述懐。失踪事件に対する距離感の違いを理由に、石原から怒られるシーンもあり「そういう状況の妻ですからね、自分も試されている」(青木)、「たくさん睨みましたね。本当に支えていただきました」(石原)と理解を示し合っていた。
青木崇高
取材・文・撮影:内田涼
<作品情報>
映画『ミッシング』
5月17日(金) 公開
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/
※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記