1月26日(金) より公開される映画『哀れなるものたち』より、本編映像が公開された。
本作は、『女王陛下のお気に入り』以来となるヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンのタッグで贈る作品で、第80回ヴェネチア国際映画祭では〈金獅子賞〉を受賞。
公開されたのは、読書に没頭するベラ(エマ・ストーン)が、彼女の関心を引こうとけしかけるダンカン(マーク・ラファロ)を尻目に、知性に目覚めていく様子を映し出した本編映像。〈生まれたての女性〉として何も知らない状態で蘇り、「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ、色男で放蕩者のダンカンの誘いに乗り旅に出たベラ。それまでは純粋無垢な子ども同然のフィルターで世界を捉えていたベラだが、旅の途中、船上にて年配の淑女マーサ(ハンナ・シグラ)と彼女の連れの若い男性ハリー(ジェロッド・カーマイケル)と出会ったことにより知性に目覚めていく。そんな彼女の自立への力強い足取りを感じることができるシーンとなっている。
マーサ、ハリーと並び、船のデッキで椅子に身を預けながら本を広げるベラは、本の内容についてダンカンらに「2人の議論の内容が頭と心を刺激する。
ベラの話が船上で出会ったマーサとハリーに及ぶと、ダンカンは苛立ちを見せ彼女を連れて移動しようとけしかけるが、ベラはそんなダンカンを意に介さずに「太陽の邪魔よ」とあしらい再び視線を本に戻す。
本映像には知性に目覚めていくベラを許容できない、哀れなダンカンの様子が描き出されている。そんなダンカンについてストーンは「私にとって、ダンカンは有害な男らしさを体現しています。抑圧的で、不安定で、男性支配者的なメンタリティを持っています」と説明する。一方、マーサについては「彼女は当時としてはエキセントリックな服装をした年配の女性で、とても自立しています。
『哀れなるものたち』本編映像<知性の目覚め>
<作品情報>
『哀れなるものたち』
1月26日(金) 公開
公式サイト:
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