![芸劇オータムセレクション『Planet[wanderer]』上演を秋に控えダミアン・ジャレ×名和晃平よりコメントが到着](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252Fpia_jp%252F5c%252Fpia_jp_9c7ea3c6_fb7b_4028_9abf_8ed98481655d%252Fpia_jp_9c7ea3c6_fb7b_4028_9abf_8ed98481655d_1.jpg,zoom=600,quality=70,type=webp)
東京・東京芸術劇場では、芸劇オータムセレクション主催公演として、振付家・ダンサーのダミアン・ジャレと彫刻家の名和晃平によるコラボレーション作品『Planet[wanderer]』を2025年11月1日(土) から3日(月・祝) に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで上演する。このたび、ジャレと名和によるコメントが到着した。
『Planet[wanderer]』は、日本最古の書物『古事記』の3つの世界のうち、私たちが生きる世界「葦原中国」を舞台とした作品。2016年に同じくジャレと名和のコラボレーションにより誕生した『VESSEL』が「黄泉の国(死者の世界)」と「高天原(神の住処)」を描いたのに対し、本作では人間がアシのように力と脆弱さ、調和と生存、破壊と進化の間に揺れ動く様子を表現する。副題『wanderer』は、「Planet」の語源となるギリシャ語が持つ「さまようもの」という意味と重なり、生者と死者の境界線で、人間の身体と宇宙世界の構成要素や重力の不可分な関係を描き出す。
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(C)Rahi Rezvani
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(C)Rahi Rezvani
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(C)Rahi Rezvani
出演者はショーン・アハーン、エミリオス・アラポグル、カリマ・エル・アムラニ、フランチェスコ・フェラーリ、ヴィンソン・フレイリー、クリスティーナ・ギエブ、アストリッド・スウィーニー、湯浅永麻の8名。音楽はティム・ヘッカーが担当する。なお京都公演は、2025年11月8日(土)・9日(日) に京都・ロームシアター京都 サウスホールで行われる。
2020年に東京・東京芸術劇場での上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期されていた。ジャレは「『Planet[wanderer]』をついに日本で上演できることに、大変感動し、高揚しています。日本は、名和晃平氏とともに構想を温め始めた場所であり、この複雑なプロジェクトの最初のリサーチ・ワークショップを京都と石巻で丹念に作り上げた場所でもあります」とコメント。さらに「日本の観客の皆様は、この作品のコンセプトの背景と表現形式の両方に見られる、計り知れないほど多くの深く日本的な文化的要素をすぐに認識されることでしょう」と日本での上演に期待を寄せている。
名和は「ロームシアター京都は2016年秋に『VESSEL』を初演した劇場であり、その成功が、以後の継続的な舞台作品制作の契機となったといっても過言ではありません。いわば、10年以上にわたるジャレとのコラボレーションの原点にあたる記念すべき場所です」と述べるとともに、三部作のひとつである『Planet[wanderer]』の重要性を強調している。
公演に先立ち、2025年8月27日(水) には京都・ロームシアター京都でジャレと名和による公開トークイベント『ダミアン・ジャレ×名和晃平「Planet[wanderer]」をめぐって』が開催される。司会はジャーナリスト/アーツ・プロデューサーの小崎哲哉が務める。
■ダミアン・ジャレ コメント全文
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(C)Rahi Rezvani
『Planet[wanderer]』をついに日本で上演できることに、大変感動し、高揚しています。日本は、名和晃平氏とともに構想を温め始めた場所であり、この複雑なプロジェクトの最初のリサーチ・ワークショップを京都と石巻で丹念に作り上げた場所でもあります。当初はもっと早い時期での上演を目指していましたが、新型コロナウイルスのパンデミックやその他の技術的な要因により、実現が叶いませんでした。
『Planet[wanderer]』はこれまで世界各地で上演されてきましたが、日本の観客の皆様は、この作品のコンセプトの背景と表現形式の両方に見られる、計り知れないほど多くの深く日本的な文化的要素をすぐに認識されることでしょう。この作品は日本でこそ、他の国では成し得ないほどの共感を得ると信じています。
例えば、古事記における「葦原中国」、京都の枯山水、雅楽が未来的なエレクトロ・アコースティックな層が対話するティム・ヘッカー氏の音楽、8人のダンサーの一つ一つの動きに見られる儀式的な正確さとテンポ、吉本有輝子氏が作り上げた心を捉える陰影に富んだ照明デザイン、作品の中核をなすダンサーの湯浅永麻氏の力強いパフォーマンス、そしてその他にも数多くの要素が盛り込まれています。
これらの公演は、私が名和氏とのコラボレーションを始めて10周年という節目でもあります。名和氏は今や私にとって最も重要なコラボレーターのひとりであり、彼からは本当に多くを学んできました。11月に東京と京都でお会いできることを楽しみにしています!
■名和晃平 コメント全文
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(C)Michael Somoroff
ロームシアター京都は2016年秋に『VESSEL』を初演した劇場であり、その成功が、以後の継続的な舞台作品制作の契機となったといっても過言ではありません。いわば、10年以上にわたるジャレとのコラボレーションの原点にあたる記念すべき場所です。
<公演情報>
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」芸劇オータムセレクション
ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』
コンセプト・振付:ダミアン・ジャレ
コンセプト・舞台美術:名和晃平
音楽:ティム・ヘッカー
【出演】
ショーン・アハーン
エミリオス・アラポグル
カリマ・エル・アムラニ
フランチェスコ・フェラーリ
ヴィンソン・フレイリー
クリスティーナ・ギエブ
アストリッド・スウィーニー
湯浅永麻
2025年11月1日(土)~3日(月・祝)
会場:東京・東京芸術劇場 プレイハウス
【ツアー情報】
2025年11月8日(土)・9日(日)
会場:京都・ロームシアター京都 サウスホール
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560991(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560991&afid=P66)
<イベント情報>
公開トーク
ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』をめぐって
日時:2025年8月27日(水) 19:00~20:30
会場:京都・ロームシアター京都 パークプラザ3F
登壇:ダミアン・ジャレ(英⇒日通訳あり)、名和晃平
司会:小崎哲哉(ジャーナリスト/アーツ・プロデューサー)
対象:一般向け
料金:無料(事前申込優先)
申込フォーム:
https://business.form-mailer.jp/fms/0b166328301160
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式サイト:
https://autumnmeteorite.jp/ja