
連日、解禁になる新作の映画の予告編の中から編集部が注目する映像をピックアップ。
『スーパーマン』(2025年夏公開 )
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ザ・スーサイド・スクワッド』のジェームズ・ガン監督が手がける新たなスーパーマン映画の特報です。
冒頭、スーパーマンが雪原に落下してくるシーンから始まり、ガン監督らしい“つかみ”満点の内容で、おなじみのシーンも交えつつ、これまでの映画化にはなかった要素、他のDC作品を連想させるショットも登場します。
スーパーマン映画の成否を分けるのは、主演俳優がスーパーマンだけでなく“いかにクラーク・ケントを魅力的に演じられるか”にかかっている気がします。予告編を観る限りですが、デイヴィッド・コレンスウェットのクラーク・ケントはなかなかに期待できそうです。クラークのちょっとどんくさい感じの動きも見事に演じています。見逃した方は特報を改めて御覧ください。
ここからが新たなDC映画のはじまり。“絶対に負けられない”映画であることは間違いなく、公開に向けてさらに期待値が高まることになりそうです。
『片思い世界』(2025年4月4日公開 )
広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演を果たし、『花束みたいな恋をした』の脚本・坂元裕二と監督・土井裕泰が再びタッグを組んだ最新作です。コロナ渦前からプロジェクトが発表になっていた作品ですがついに公開日も決定しました。
土井監督は「『片思い世界』というストレートでシンプルなタイトルこそが、もしかしたら最大のミステリーなのかもしれません」とコメントしています。発表されているストーリーや設定の“さらに先のドラマ”が気になる一作です。
『パリピ孔明 THE MOVIE』(2025年4月25日公開 )
向井理主演の人気ドラマがついに映画化です。
中国、三国時代の天才軍師・諸葛孔明(しょかつ・こうめい/向井理)が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指すひとりのアマチュアシンガー・月見英子(上白石萌歌)を成功に導いていくサクセスストーリーで、劇場版は史上最大の音楽バトルフェスが舞台になります。
フェス「ミュージックバトルアワーズ2025」の撮影には、総勢50名以上のミュージシャンやダンサーが集結し、各方面から様々なジャンルのアーティストも出演。ライブシーンの撮影では実際に6000人規模の観客を動員したそうで、劇場版ならではの映像が楽しめそうです。
『星つなぎのエリオ』(2025年夏)
名作『インサイド・ヘッド2』も記憶に新しいディズニー・ピクサーの最新作。公開が延期になっていましたが来夏の公開が決定しました。
ひとりぼっちの少年が地球を飛び越えて宇宙の仲間たちと出逢い、自分の居場所を見つけ成長していく姿を描く作品のようです。
監督は、『リメンバー・ミー』でストーリーアーティストを務めたマデリーン・シャラフィアンと、『私ときどきレッサーパンダ』で監督を務めたドミー・シー、『リメンバー・ミー』で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3人。監督が3人がいて、誰の個性が最も強く反映されるのか気になります。
『BLACK BAG』(2025年3月14日米公開)
マイケル・ファスベンダーとケイト・ブランシェットが出演するスパイ・スリラー映画です。ファスベンダー演じる諜報員は、ブランシェット演じる妻が大規模は情報漏洩の容疑者だと知り、妻への愛と正義の間で苦悩する物語らしい。ピアース・ブロスナン、ナオミ・ハリスと“ボンド映画”の俳優が出ているのは何かへの目配せなのでしょうか。
監督はスティーヴン・ソダーバーグ。脚本はデイヴィッド・コープ。この監督・脚本家コンビは『Presence』というホラー作品も手がけているのですが、こちらもまだ日本では公開されていません。本作ともども日本公開の知らせを待ちましょう。
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