【ボートレース福岡(サマータイム)一般】吉川昭男「夏男なんで今のうちに勝率を上げたい」うねりもうだる暑さも味方

初日からオール2連対と好調な吉川昭男


 序盤を好調に乗り切った。吉川昭男(52)=滋賀・70期・A2=は絶好枠が巡ってきた2日目9Rで、きっちり逃げ切って今節初勝利。
3コースから全速まくり差しで攻めてきた清水敦揮を完璧に封じる速攻劇に、「久しぶりに福岡でいいレースができているね」と相好を崩した。

 それもそのはず、昨年は4、5月に連続して参戦したが、2節連続で同じエンジン、しかもワースト機を引くという不運に見舞われ1勝も挙げられずじまい。だからこそ今節に懸ける思いはひとしおだ。「元々、福岡は優勝したこともあるし、嫌いな水面じゃない。びわこでうねりにも慣れているからね。今節はいいエンジンを引いているので、いいところを見せたい」

 その言葉通りに機力は好ムード。「伸びのパンチはない」というが、「出足は清水君よりだいぶ強かったし、いいレベル」と生命線の出足には手応え十分。タッグを組む54号機は、低調機シリーズの今節でなら上位に位置づけされる良機とあって、大活躍するだけのお膳立ては整っている。

 しかも、吉川は7.42という自己最高勝率を叩き出した2018年前期を筆頭に、前期適用勝率(5~10月)の方がいい〝夏男〟。本人もその自覚は十分だ。「本当に夏男なんでね(笑)。この時期の方が調整が合う。
A1に戻りたいから、今のうちに勝率を上げないといけない」。吉川にとっては、うねりもうだるような暑さも味方。序盤の好調な走りはまだまだ序曲で、快進撃はまだまだ止まらない。(森 大輔)

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