【別府競輪(ナイター)FⅠ】45歳の地元ベテランが市田龍生都を好追して2着「いい経験になりました」


【記者コラム・造田大の大勝負】

 大野悟郎(45)=大分・83期・S2=が気合で勝ち上がった。初日11RはサプライズでS級に特進した注目ルーキー市田龍生都の番手がめぐってきた。
前検日に番組を知った大野は「まさか…。みんな俺の千切れ待ちでしょう」と自信なさげ。それでも、「(6月久留米GⅢ初日に)北津留翼君の10秒7の捲りに付いていったからね。市田君に付きます」と気を引き締めて新鋭を目標に指名していた。

 レースは大野が4番車から飛び出て、岡村潤とのS取り合戦を制すると、市田が突っ張り先行。大野は食らい付いて2着で続いた。

 「Sを取れて良かった。いい経験になりました。息子より若い選手と連係できて」とレース直後は息を切らしながらニッコリ。続けて、「車間なんて切らなきゃ良かった。切っている場合じゃなかった(笑)。やばいよ。
すごいスピード」。元砂勇雪ら近畿地区の選手たちに、自身が真後ろで受けた強さを説明。付ききれた安心で笑顔の大野と苦笑いを浮かべる元砂の姿が印象的だった。

 ▼11R(大野悟郎) 準決は同県の甲斐俊祐をマーク。甲斐が果敢に風を切れば大野が恵まれる。7=24-245。

 ▼4R(成田健児) 目標の中島淳は初日に点数以上の先行力を発揮。小松原正登との主導権争いを制すれば、成田に展開が向く。2-56-356。

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市田龍生都のスピードに食らい付いた大野悟郎
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