
【記者コラム・造田大の大勝負】
開坂秀明(50)=青森・79期・S2=が大波乱の立役者となった。同県の坂本貴史をマークした2日目6Rは、終4角で9番手と絶望的な位置。
「『うそでしょ』と思いましたよ。ゴール後は泣いてしまいました(笑)」。本人も驚きの1着。だが、初日は道中で前との連結を外すも、外から追い上げてドッキングすると、橋本瑠偉の好回転の捲りに追走して3着。展開が展開だけにアタマまでは予想しづらかったが、動き自体は初日から目立っていた。
前期A級で競走得点は93点と低いが、それは仮の姿。「前期は常にS級を想定して練習してきた」。地道な努力が今、結果として表れている。「記念の勝ち上がり戦での1着は今までないと思う。決勝進出もない」。
▼12R(開坂秀明) 「南潤君に魅力を感じて」と南-八日市屋ラインの3番手を追走。車番が悪く厳しい展開になりそうだが、3着はあるかも。2日目のように空いたコースを突いて再び波乱を演出。57-1257-6。
▼10R(須永優太) 開坂同様、今節の決め脚が光っている北日本の追い込み選手。先手ラインの後位を追走できれば、突き抜ける可能性は十分。1-2=47、1-239-2359。
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