【小倉競輪・GⅢ吉岡稔真カップ】青森50歳が最後方から突き抜けて36万車券「ゴール後は泣いてしまった」


【記者コラム・造田大の大勝負】

 開坂秀明(50)=青森・79期・S2=が大波乱の立役者となった。同県の坂本貴史をマークした2日目6Rは、終4角で9番手と絶望的な位置。
「ほぼ諦めてました(苦笑)」とのことだったが、内に進路を求めると、空いたコースを伸びて突き抜け。3連単417番人気の36万8020円と特大万車券に大きく貢献した。

 「『うそでしょ』と思いましたよ。ゴール後は泣いてしまいました(笑)」。本人も驚きの1着。だが、初日は道中で前との連結を外すも、外から追い上げてドッキングすると、橋本瑠偉の好回転の捲りに追走して3着。展開が展開だけにアタマまでは予想しづらかったが、動き自体は初日から目立っていた。

 前期A級で競走得点は93点と低いが、それは仮の姿。「前期は常にS級を想定して練習してきた」。地道な努力が今、結果として表れている。「記念の勝ち上がり戦での1着は今までないと思う。決勝進出もない」。
今のデキならば初の決勝進出も夢ではない。ベスト9入りを果たして、連日のうれし泣きとなるか。

 ▼12R(開坂秀明) 「南潤君に魅力を感じて」と南-八日市屋ラインの3番手を追走。車番が悪く厳しい展開になりそうだが、3着はあるかも。2日目のように空いたコースを突いて再び波乱を演出。57-1257-6。

 ▼10R(須永優太) 開坂同様、今節の決め脚が光っている北日本の追い込み選手。先手ラインの後位を追走できれば、突き抜ける可能性は十分。1-2=47、1-239-2359。

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【小倉競輪・GⅢ吉岡稔真カップ】青森50歳が最後方から突き抜けて36万車券「ゴール後は泣いてしまった」

36万車券に大きく貢献した開坂秀明


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