
丸山は「取れると思っていなかったのでうれしい。決勝はみんな駆けるタイミングが遅くなると思って、初手は前よりもちょっと後ろからと思った」。2番車で3番手に入り「思い通りでした」と、人気の三神遼矢と尾野翔一が後方でにらみ合う絶好の展開を振り返った。
「脚は軽かったので、行けると思った」と直線半ばでVへ抜け出した。「準決で尾野さんに勝てて勢いに乗れた。決勝でも勝てて、自信につながります」とこの3日間でひときわたくましくなった。
「S級でも先行して勝ち切れるような選手になりたい」。父で師匠の啓一(74期)を超える選手へと、成長を続けるはずだ。
男子のルーキーシリーズプラスを制した丸山留依