
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
2010年9月のGⅠオールスターでは、坂本勉(青森・57期=引退)と坂本貴史(青森・94期)が同時出場した。そのとき優勝したのが山崎芳仁(46)=福島・88期・S1=だった。
15年の時を経て、今回は長男の山崎歩夢(20)=福島・125期・S2=とともに出場する。親子でのGⅠ同時出場は2例目だ。
父の芳仁は、「こういう経験はないので、変な感じですね」と苦笑い。「意外と緊張感はない。家でもずっと一緒だし、宿舎も同部屋。家と一緒です」。仕事場ではあるが、いつもの親子関係の延長のようだ。
ただ、「主導権を取る競走をするように言いました」と師匠として注文は付けている。「2人で少しでも一緒に上に勝ち上がりたいね」と抱負も語った。
歩夢は「初GⅠで分からないことだらけ」と言いながら、「だから楽しみ」と強心臓。前回は富山記念で初めてグレードレースを走り、「33バンクだけど、9車戦。走っていないよりはためになった」と経験も積んでいる。
▼4R(山崎芳仁) 息子の一つ前のレース。先に敗退するわけにはいかない。3-169-1569、3-1-8。
▼6R(小川勇介) 11日の小倉GⅢでは小倉勢が活躍。師匠の冠レースに今年は出られない分、北の地で奮闘。前回Vと調子もいい。4-3=12578。
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父子のGⅠ同時出場となった山崎芳仁(左)と歩夢