
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
前検日、西田優大(27)=広島・123期・S2=は若手らしくワイシャツで函館競輪場入り。A級時代以来、1年4カ月ぶりの当地参戦だ。
その間に、立場は大きく変わった。昨年8月、9連勝でS級に特別昇級。今年7月には、小松島記念を単騎捲りで制してGⅢウイナーとなった。そしてGⅠ初出場を迎えた。
「いやあ、小松島はたまたまですよ。というか、奇跡です」。もちろんSS犬伏湧也らを撃破したのは展開もあったが、取れる実力と勝負強さを持っているのは間違いない。
「パチスロをよくやるんですけど、記念を買ってから一度も勝っていない」。運を使い切ったような顔をしたが、もしかしたら競輪に運をためつづけていたのかもしれない。今後はGⅠ常連となるべき存在。勝負強さを最北の競輪場から全国に発信する。
▼5R(西田優大) 先行の少ない小林泰正、道場晃規との3分戦。
▼10R(取鳥雄吾) 「単騎戦は苦ではない。むしろ好きです」。一撃をお見舞いする。7-239-1239、7-3-6。
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2日目の5RでGⅠ初出走する西田優大