

1着の縁起担ぎとして中川誠一郎に腹部を触られ笑顔の荒井崇博(右)
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
初日の九州勢は110点オーバーの山田英明、園田匠、松岡辰泰が6着以下で敗退。厳しい船出となったが、2日目は反撃開始だ。
この日6Rで初戦を迎えたのが後藤大輝-荒井崇博-松岡貴久の3人。後藤がきっぷ良く逃げて荒井が追い込む展開で、荒井1着、後藤2着。松岡は7着だったが、ベテランと若手でワンツーを完成させた。
後藤は「赤板から脚を使ってきつかった。予想通りだがきつい先行態勢だった」と息を切らした。だがそこから最後まで粘り込むのが後藤の強さ。「うまく走れた。疲れがしっかり取れていて、脚の張りもなかった」と状態の良さを実感していた。
荒井も「後藤が強かった。それだけ」と太鼓判。「あと4日間走らないといけないのはだるい」と言いながらも、「これで何勝? 567か。600勝の祝勝会を誰かにやってもらおうかな」と上機嫌だった。
10Rのオリオン賞では山田庸平が2着。「自転車を戻して良くなった。そんなに余裕はなかったけど、しっかり練習した疲れは取れている」。準決切符を手にして、「4走で休みがもう1日あるのは大きい」と笑顔を見せた。
山田との2着争いに敗れた嘉永泰斗だが、「あそこから差してくるのが庸平さん。でも確定板に載れたし、腰の感じも問題ない」。体調面で不安がなくなったことを喜んでいた。
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オリオン賞で2着に入りシャイニングスター賞に進んだ山田庸平