【別府競輪(モーニング)FⅡ】「自分で」の小松剛之が開幕1着「最近は番組次第で」他地区とライン形成も


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 開幕戦のチャレンジ1Rは、S級在籍歴が15年半の実績を持つ小松剛之(51)=宮城・79期・A3=が定番の「自分で」の競走スタイルで勝ち切った。

 別線の隅田幸助と小林寛弥は積極性が互角。
両者の動きをにらみながら、最終的に1角から捲った隅田の後位を奪い取ってゴール前で抜け出した。「前々に行きました。勝てて良かった」と2車単の1番人気に応えて胸をなで下ろしたが、「ぐちゃぐちゃなレースをして申し訳なかったですね」と、番手で同県の大内達也が追走しづらい流れになったことを苦笑いしながら反省した。

 前回静岡では2013年12月の大宮FⅡ以来となる優勝を、3番手からの直線一気で飾った。以前の小松は他地区の機動型やラインに付けることはなかったが、「最近は番組次第ではありますね。前回決勝も木下章さんが許してくれて新人の水澤(秀哉)君、渡邊一洋さんの南関勢の後ろを回りました。3番手を固めることで、水澤君みたいに突っ張り先行してくれることもありますから」。約12年ぶりのVは、現在のレース形態に即した中で自然発生した柔軟性が呼び込んだものだった。▼準決3Rは、初日と同様に「自分で」のコメント。中団先捲りか、好位飛び付きで地元のルーキー山本康旗を苦しめる。3=4-256。

 ▼7R(梶田舞)メンバーをじっくりと見つめて出した作戦は「自在に」。
駆けたい加瀬加奈子を迎え入れることに成功なら確定板チャンスで、4-1=36。

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【別府競輪(モーニング)FⅡ】「自分で」の小松剛之が開幕1着「最近は番組次第で」他地区とライン形成も

開幕1Rは「自分で」前々に攻め抜いた小松剛之が勝利
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