
3日目2、1着の快走で反撃に転じた馬場貴也
「宝くじが当たったら、優勝できると思います」。2日目6、4着の低空飛行でそう口にしていた馬場貴也(41)=滋賀・93期・A1=だが、3日目は見事に反転攻勢だ。
7Rを枠なりの5コースから2着にまとめて迎えた12Rは圧巻。3コースから絶妙のまくり差し。伝家の宝刀を抜いて鮮やかな白星を挙げた。
「ペラを叩き変えて出足の体感はアップしている。伸びはもう少し欲しいかな」。決して万全ではないものの、「1周1Mを回った後に(1号艇の)深谷(知博)選手に(艇を)乗せに行って耐えられたので良くなっている」と着実に態勢は整いつつある。
4月以降は不振にあえいでいたが、地元開催だった7月のGⅡ全国ボートレース甲子園で待ちに待った今年初のVゴール。続くオーシャンカップ(徳山)も準Vの奮闘。完全復活をアピールした。
1走の4日目は8Rに4号艇で登場。メモリアルは23年の福岡、24年のまるがめと連覇中。運ではなく、自慢の腕で史上初の同一SGタイトル3連覇への扉をこじ開ける。