【ボートレース】転覆落水事故防止へ改造キャビテーションプレート導入 5日にルーキーS第15戦開幕のボートレースからつから 競走会
 日本モーターボート競走会は5日、転覆落水事故防止策の一環として、旋回性の向上を目指し、改造キャビテーションプレートを取り入れたモーター導入を決定したと発表した。ボートレースからつで5日に始まったルーキーシリーズ第15戦から競走用で導入後、新モーターへの切り替えに合わせて全国で順次導入する。


 キャビテーションプレートをめぐっては、航走の安定向上や旋回時の転覆落水事故防止に向け、メーカーや競技実施関係者が器材の改良などについて検討する「ボート・モーター等改善研究委員会」で2019年度から形状の変更に関する研究を進めてきた。

 この結果、プレート後部の角部を従来品より拡大することで旋回性が向上するとの意見でまとまり、部品を試作。模擬レースなどで試作品を装着したところ、航走性能に支障がない上、旋回性の向上が認められ、競走用として導入を決めたという。

 競走会は、期待できる効果として「旋回性は従来よりも安定する、もしくは同等」▽「起こしや直進性は現用とほとんど変わらず、違和感はない」としている。

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5日から導入した改造キャビテーションの図面

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