【飯塚オート・一般】浜松38期の脇川大樹がデビュー初勝利を挙げて「うれしいというよりホッとした」


【記者コラム・三島隆助の「思想タイム3.40」】

 浜松の新人、脇川大樹(25)=38期・B級=が2日目2Rで逃げ切り勝ち。デビュー50走目で悲願の初勝利を挙げた。
ゴール線通過後は、「うれしいというよりホッとした」。白星への道のりが「長かった」だけに安堵(あんど)感をにじませた。

 これまで「自分の中ではいいなと思える時はあったけど、そこで落車して骨折して…」。良くなり始めると落車。その繰り返しで、その都度ゼロからのスタートを余儀なくされた。その間、周りの同期が成績を残し始めて「焦りはあった」と振り返った。

 それでも「焦っても悪くなるだけ。自分のペースでやろうと決めていた」。そして地道な努力の成果が出て、ようやくこの日の初勝利へ。「師匠、派閥の先輩、他の先輩方にもアドバイスをもらい、指導してもらった。まだ1勝だけだけど少しは恩返しできたかな」と少しだけ笑顔を見せた。

 ただ、まだ克服すべき課題は多い。
「走り方やフォームなど、改善しなければいけない」と、すぐに口元を引き締めた。師匠の山脇孝志も「苦労した分、本人もうれしいだろうけど、親父もうれしい。でも、これで終わりじゃない。ここからなので…」。初勝利を祝福しながらも、さらなる飛躍を期待した。

 2日目4Rの発売中には、他場選手にもかかわらずウイニングランが行われ、「ありがたいです」と恐縮しきり。最終日出番の▼1Rは、ハンディが重化したが、後ろは30線。2日目よりややペースアップができれば2勝目も。白星で飯塚の配慮にも応えたい。1-7=34。




【飯塚オート・一般】浜松38期の脇川大樹がデビュー初勝利を挙げて「うれしいというよりホッとした」

デビュー初勝利を挙げた脇川大樹(右)と師匠の山脇孝志





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