【ボートレース児島・GⅢオールレディース】水神祭を逃した山口支部の17歳ルーキー「『来た~』と思ったけど…」

初勝利を惜しくも逃した出穂和鼓



 残念ながら初勝利はお預けとなった。インの樋口由加里、6枠の守屋美穂に人気が集中した2日目9R、1周BSで先頭に立ったのは、4カドからまくり差した出穂和鼓(いづほ・わこ・17歳)=山口・135期・B2=だった。
116走目で歓喜の水神祭と思われたが、2Mで樋口のツケマイにあって2着に後退してしまった。

 「1Mを回った時は『来た~』と思ったんですけどね…。外に樋口さんがいるのは分かっていて、2Mは警戒し過ぎた。悔しい」。残念な表情でレースを振り返った。

 師匠は海野康志郎(山口・95期)。「海野さんも自分みたい若い時にレーサーに。それで苦労して気持ちが分かるよと言ってもらえて、面倒を見てくれることなりました」。出穂は165センチとレーサーとして身長が高く、体重も51キロと女子では重量級。海野もヘビー級で有名なだけに、通ずる部分はある。

「『どんなペラでも乗れるように』ということで、海野さんからノーハンマーと言われています。試運転をずっとして乗りやすくなった。
展示タイムも良くなった」。師匠の教えを貫きながらも舟足は良化の気配がある。

 「海野さんにいいところを見せたい。今度こそ勝てるように頑張ります」。金星はこぼれ落ちたが気持ちは全く切れていない。3日目以降も初1着を目指し、まい進する。

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