通算250勝を決めた野見泰要が「2」と「5」のポーズ
2日目1R一般戦は〝二枚腰〟を発揮した野見泰要(43)=岡山・101期・A3=がロング捲りで勝ち切った。
2分戦で、前受けの中嶋樹に突っ張られる嫌な流れの中、それでも鐘4角から反撃スタート。
だが、ここからが野見の本領。「人のペースで踏みっ放しだったけど、それでも回しながら」。2番手の尾崎勝弘が離れていたため、強引に出てしまえば中嶋にはまられる。ならば2人とも平等に風を受けようとばかりに外を回し続け、終3角過ぎに中嶋を制して先頭、そのまま押し切った。
2日目から投入した新車は「重たかった。ぶっつけ本番で使う物じゃなかった」と苦笑いしたが、「この硬いフレームを使っていたら脚力も上がりそうだし、1着が取れたからいい自転車です」と前向きに捉えた。区切りの通算250勝到達に、「あと半分。ここから500勝まで行けるように頑張りたい」と元気よく話した。