
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
今節は前節と打って変わって低調機シリーズ。前節の良機シリーズでも長谷川巌が強烈な動きを見せたエース50号機を筆頭に、上位ランクのエンジンのほとんどがお蔵入りしています。

ただ、〝ほとんど〟と書いたのはAランク以上の全てがお蔵入りしている訳ではないから。通常なら低調機シリーズにはAランク以上のエンジンは1~2基ぐらいしか出ませんが、今回は4基も登場と、いつもの低調機シリーズとは毛色が違います。
その中でも最大の注目機は48号機。これまで乗り手に恵まれずに(出場14節中でB級が9人)成績がイマイチでしたが、動きは抜群で平均展示タイム順位も2点台という優れもの。前節終了後にエンジン素性をSランク(エース級)に昇格させていたので、今節の低調機シリーズでは抜けた存在と言えるでしょう。
加えて中間整備で化けて数字がエンジン素性に追い付いていない良機もちらほら。Bランク群の中でなら42、47、52号機で、今回ギアケース交換が施された49、51号機も目が離せません。〝低調機シリーズではBランクでも王様〟という格言は、今節のようなシリーズでこそ有効になりそうです。