通算100勝を決めて笑顔の稲原瑞穂
【記者コラム・三島隆助の思想タイム3.40】
2日目4Rで1着の稲原瑞穂(29)=飯塚・33期・A級=が通算100勝を決めた。「いつか勝てるんだろうか…」と思った2017年8月のデビュー戦から、ようやく到達した区切り勝利に、「長かったぁ。
同期の田崎萌が、伊勢崎GⅠムーンライトチャンピオンカップ最終日の7日に通算100勝を決めたばかり。しかも、「はるちゃん(金田悠伽)も、えりちゃん(高橋絵莉子)もしているから、自分も何とか頑張りたいと思っていた」。連続開催の前節最終日(10日)に1着を挙げてリーチをかけると、2日目に早々と達成。「これが準決なら良かった」とは言ったものの、「ゴールした瞬間は『うれしー』と思った」。
この勝利を収められたのは、同ハンディ内枠の水口寿治に先行できたから。「水口さんはスタートがめっちゃ早いから、それが結構大きかった。自分にはまだ人を抜く技術がない。できるだけスタートで展開を作らないと…。最近は思い切り切れるようになってきましたよ」。磨きをかけてきたスタート力が、この場面で発揮された。
次の大きな目標は「優勝」。ただ、その前に101勝に向けて全力を尽くす。最終日▼3Rは、同ハンディ外枠の水崎正二にスタートで先行し、機力は悪くなさそうなゼロ線の西村昭紀さえかわせたら…。連勝締めに期待感を込めて3-62-全。
▼5R 川口裕司は機力自体は悪くなさそう。序盤のペースさえ上がれば6-345-345。