
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
2日目12R、太田海也(26)=岡山・121期・S1=は脇本雄太の捲りに屈した。赤板1半で先頭に出た後は、8番手で脚をためていた脇本を警戒しながらレースを進めた。
だが先に襲ってきたのは根田空史。「根田さんに対応できるペースだった分、脇本さんが行きやすくなった」と振り返った。根田を突っ張って2角で撃退したが、次にやって来たのは脇本だった。
「力の差を見せつけられました。対応できるようなスピードではなかった」。力尽きた根田の外を回して飛んできた脇本に、あっという間に横を通過された。
「2日間とも不完全燃焼の感じがある」と悔しそうだ。それでも4着を確保し、準決勝には勝ち上がった。
準決は古性優作と新山響平というSSの2人が相手。それでもパワーではナショナルチームのエースでもある太田が上。SS勢を蹴散らして、決勝で脇本に再度挑戦する。
▼11R(太田海也) 後位は荒井崇博と他地区なら先行ありきではないかも。
▼4R(神山拓弥) 2日目の一般戦で5着。本来は3着までと4着5人のうちの3人までが選抜に上がるが、欠場者が出て繰り上がった。その上に佐々木悠葵の番手。流れはいい。3-157-1579、3-1-6。
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脇本雄太に捲りを許して悔しそうな表情で報道陣に対応する太田海也