
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
二次予選Bの9R、九州勢は3車が登場した。林大悟-山田英明-荒井崇博で並ぶと、林が果敢に打鐘前先行。
山田は「いやあ、久しぶりですよ」。昨年2月の岐阜GⅠ全日本選抜以来のビッグ準決だ。
「以前は、ビッグレースは展開が向けば取りたいなと思っていた。でも最近は、もうそんなにチャンスは残っていないと感じています。以前は九州で一番点数があったけど、今は(山田)庸平や嘉永(泰斗)、荒井さんらが上。番組的にもそちらが優先されるので」と気合を込めて話した。
5年前、決勝で真っ先にゴールに飛び込んだ大会でもある。だが伊東競輪でのその一戦は、結果的に失格となった。「もう過去の話ですよ」と笑ったが、「あれを取り戻すなら、優勝しかないと思っている」と目は真剣だった。
準決10Rは嘉永の番手。九州ナンバーワンの自力型が巡ってきた。
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準決10Rで嘉永泰斗(左)をマークする山田英明