
ファンに引退を報告する日高逸子さん。左は司会を務めたオートレーサーの荒尾聡
1985年のデビュー以降、通算2539勝を挙げるなど女子レーサーの代表格として業界をけん引し、8月19日付で現役を引退した日高逸子さん(63)の引退報告会が15日、若松ボートのイベントステージで行われた。
集まったファンに「40年がたって、ついに辞めてしまいました。応援ありがとうございました」と感謝を伝えた。「引退の時期は決めていなかった。高塚清一さん(の年齢、享年77歳)まで目指そうかなと思っていたけど、亡くなられた時に違う人生もあるんじゃないかと…。ボート以外の人生を歩みたくなりました」と引退を決めるに至った心境を明かした。
母としても選手としても強くあり続け、後進の女子レーサーの手本となった日高さん。「デビューした当時は女子選手を増やそうとしていた時期で、女子はほとんどいなかった。今節もたくさんのお客さんが来ていますし、当時からすればここまで人気になるとは思ってもいませんでした」と現在の女子レースの人気ぶりを感慨深げに語っていた。
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ファンに手を振る日高さん