
昨年4月以来のVに燃える川崎智幸
難水面をさっそうと乗りこなした。準優11Rで絶好枠の川崎智幸(58)=岡山・60期・A2=は、インからゼロ台のトップSを踏み込んで外の攻めをシャットアウト。
機力にも手応えは十分。「伸びは普通ぐらいだよ」と他を圧倒するパワーとまではいかないが、「出足や回り足には二重丸を付けられる」と生命線の出足系統には満足の表情を浮かべる。今節は低調機シリーズで飛び抜けたパワーの選手は不在だけに、十分に優勝を狙えるレベルにはある。
岡山のトップレーサーだった川崎ももうすぐ還暦を迎えようとしているが、今期(5月~)はA1復帰も狙えるほどでまだまだ元気いっぱい。その根底には何よりも深い〝ボート愛〟がある。「単純にボートに乗ることが好きやし、レースをするのが楽しい。若い時みたいなターンはできないし、だんだんポンコツになってきているけどね(笑)。でもその加齢を受け入れて自分の中で消化して、違う部分で補って元の自分に近づける。それをレースで試して結果が出れば楽しいからね」
当地は3月の一般戦以来の参戦だが、このシリーズでは同期が素晴らしいレースで活力を与えてくれた。「藤丸(光一)さんが3コースからまくって優勝してね。