
【記者コラム・造田大の大勝負】
安部龍文(41)=大分・94期・A3=が復帰戦を迎える。4月平塚2日目に落車して、右骨盤脱臼骨折などの大けがを負った。
選手生命どころか日常生活に支障をきたすほどの重傷。「転院した大分の病院で、『平塚で良かったですね。大分の病院じゃ手術できませんよ』と言われました。不幸中の幸いです」というほどの大けが。それでも復帰にこぎつけた。「痛みはもうない。練習も2カ月ほどがっつりやってきた。あとは気合で頑張ります」と復帰以前と変わらない笑顔で答えた。
検車場ではいつもにこやかな明るい表情が特徴的だが、レースでは時には番手勝負もいとわず、練習仲間の大塚健一郎にも負けないガッツが持ち味。復帰一発目から熱い走りを見せてくれるに違いない。
▼2R(安部龍文) チャレンジ降班は久々。脚力自体はA級1、2班レベルで、ここでは格上の存在。ライン3番手でも突っ込んでくる可能性は十分。24=6-24、6=2-137。
▼1R(ラモスレオ) 前場所で復調気配が見えた。混戦の3分戦ならば、前回初日同様、一撃があっても不思議はない。2-137-137。
■熊本競輪 開催一覧(出走表・予想)
■熊本競輪 ニュース一覧

初日2Rの対戦相手で名前が似ている阿部龍也(右)に「負けられない」と闘志を燃やす安部龍文