
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
チャレンジ予選2Rは、競走得点63.50点で今節の最弱レーサー三登誉哲(38)=広島・100期・A3=が先行勝負で逃げ粘り2着。先輩の志村達也と広島ワンツーを決め、3連単で11万円超の高配当を演出した。
2023年10月に大宮で落車負傷。その影響が長引き、もう2年近い。「練習し過ぎると腰がはれ上がる。だから(練習量を)抑えて、抑えて」。2021年前期はS1だったが、ランクはどんどんダウン。前期から一番下のA3にまで転げ落ちたが「ずっと諦めてはなかった」と我慢の時を過ごすと、「(今年の)夏ぐらいから腰がはれることがなくなって、もがけるだけもがけるようになった」と反転攻勢の態勢が整った。
「S1の時まではいかないけど、それに近いくらいまで練習量を増やして、やっときょう、結果が出たって感じですね」。強かった頃の三登といえば、調子に乗ってくれば手の付けられないタイプだった。今回もそんな感じがしてならない。▼準決3Rは「水本(博行)さんが中団を取ってくれればチャンスがありますよ」(三登)とニヤリ。今場所から投入した新車の調整がもっと進めば、その可能性はさらに広がる。6-1234-1234、2-6-3。
▼8R(山口茂)前2場所は2日目に1着を取っている。このメンバーも急所でタテ脚を発揮できれば2日目3連勝も十分にある。2-1435-1345。
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チャレンジ予選の2Rで2着に逃げ粘った三登誉哲