「おばあちゃんアップデートしすぎ!」ぽたぽた焼がリニューアルで激変…亀田製菓に聞いた“最先端すぎる知恵袋”の意図
「おばあちゃんアップデートしすぎ!」ぽたぽた焼がリニューアルで激変…亀田製菓に聞いた“最先端すぎる知恵袋”の意図

亀田製菓のロングセラーせんべい「ぽたぽた焼」が、意外な形でSNSをざわつかせている。なんと、おなじみの「おばあちゃんの知恵袋」が、かなりアップデートされているのだ。

おばあちゃんが「NFT」について語りだす

「ぽたぽた焼久々に食べたら、おばあちゃんの知恵袋が知恵袋のレベルを超えててびっくりした」

そんなコメントとともにSNSに投稿されたのは、「ぽたぽた焼」の個包装の写真だ。

「ぽたぽた焼」の包装袋には、パッケージに描かれたおばあちゃんによる、ちょっとした知恵袋が書かれていることでおなじみだ。だが、現在話題になっているのは、こんな内容だった。

「世で噂になっているNFTは、Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)の略で、非代替性トークンという意味だよ。代わりがきかないもののことをいうんだね。発売当初から育んできた“秘伝のさとうじょうゆ蜜”にはどのくらいの価値があるのかなぁ」

最後はなんとか“せんべい”に着地しておばあちゃんらしさを若干残しているが、内容はかなりゴリゴリのIT・金融ワードである。

“おばあちゃんの知恵袋”と聞けば、暮らしの豆知識やちょっとした雑学を思い浮かべる人が多いだろう。ところが、ここで飛び出してきたのはNFT。ネットでは、この“最先端すぎるおばあちゃん”にツッコミが続出した。

「コンピューターおばあちゃんの知恵袋になってる(笑)」
「こち亀にでてくるレベルの最先端おばあちゃん」
「これもう知恵袋ではなくただの知識ではw」
「おばあちゃんアップデートしすぎていて草」

ちなみに、ほかにも「AI」について語った知恵袋がある一方、昔ながらのなぞなぞなども健在。おばあちゃんの守備範囲は、とにかく広い。

なぜ「ぽたぽた焼」のおばあちゃんは、ここまで博識になったのか。昔の素朴なイメージから、ずいぶん進化して見えるのは気のせいなのか。

どのようなコンセプトでこの知恵袋を作っているのか、亀田製菓に聞いてみた。

「『ぽたぽた焼』が家族のコミュニケーションのきっかけになって欲しいという想いから、家族みんなで考えられるなぞなぞや、思わず『へぇ~、そうなんだ!』と驚いていただけるような最新のおばあちゃん知識を記載しています」(亀田製菓・広報担当者、以下同)

家族の会話のきっかけになるような内容を意識しているということらしい。とはいえ、AIやNFTまで扱うとなると、やはり気になるのは「なぜそこまで最先端なのか」という点だ。そもそも、この博識すぎるおばあちゃんは何者なのか。

この「おばあちゃん」は何者なのか

「おばあちゃんの年齢や家族構成の設定はございません。近年ではSNSやAIの普及により、世代を問わずさまざまな知識に触れられる時代になっています。

その中で『おばあちゃん』は、“みんなのおばあちゃん”として、昔ながらの生活の知恵にとどまらず、時代の変化も柔軟に受け止めながら、多くの人に知恵を分けてやさしく寄り添ってくれる存在として描いています。そのため扱うテーマも自然と幅広くなり、そうした意外性が、結果として多くの方に興味を持っていただくきっかけになっているのではないかと考えています」

年齢も、家族構成も、細かなプロフィールもなし。だからこそ、誰か一人のおばあちゃんではなく、“みんなのおばあちゃん”として成り立っているのだろう。

ちなみに、アップデートが話題になったこのおばあちゃんだが、実は“見た目”もアップデートされていることをご存じだろうか。

亀田製菓は2023年8月、「ぽたぽた焼」をリニューアル。パッケージの顔ともいえるおばあちゃんのイラストを、人気絵本作家のヨシタケシンスケ氏が新たに描き起こした。

このときにあわせて裏面の「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」も約10年ぶりに復活し、昔ながらの知恵だけでなく、現代のライフハックやなぞなぞクイズなどを紹介する内容になったという。

「時代の変化に伴い、おばあちゃんのイメージも変化している中で、優しく静かに見守ってくれるおばあちゃんから、よりアクティブで明るい印象のおばあちゃんになりました。『ぽたぽた焼』がもつ温かい、優しい印象は大切に守りながらも、時代に合わせて少しずつ変化しています」

復活した「ちえ袋」は全部で20種類ある。お菓子を食べながら、最先端の知識までおしえてくれるおばあちゃん。次のリニューアル時には、どんな知恵を語ってくれているのだろうか。

取材・文・撮影/集英社オンライン編集部

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