関東大会ベスト4の千葉黎明は春夏通じて初の甲子園出場に挑む。

投手陣は複数の投手を揃える。

背番号1を背負う田代敬祐は昨秋公式戦で18回を投げて防御率2.10を記録。背番号11の飯高聖也は190cmの高身長で多数の変化球を操る。背番号10の米良康太は先発、リリーフを器用にこなす。背番号20の岩下竜典は10回投げて防御率0.00と安定するなど昨秋は14試合で完投投手はおらず合計7投手が継投し勝ち上がった。

チーム本塁打1本ながら平均得点7.7と得点力がある。1番を打つ篠原翔空は昨秋公式戦打率.346とリードオフマンとしての役割を果たす。中軸は3番を打つ山本大我が打率.396・打点14・盗塁8と好成績を残し、チーム唯一の本塁打も記録している。4番佐々木悠晴は打率.300・打点11、5番大橋蓮も打率.389・打点9を記録し昨秋は中軸が非常に機能した。

昨秋はミスに漬け込みチーム盗塁数32と機動力を駆使して勝ち上がった。千葉県大会3回戦から準決勝まで3試合連続2桁安打を記録するなど集中打も打てる。初優勝を飾った千葉県大会では6試合で失策はわずか1だったが関東大会では3試合で7失策と自慢の守備に課題を残した。一冬越えて長所の機動力と守備力を鍛え直し、全国にどれほど通用するか注目したい。

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