東京2025世界陸上の女子3000m障害予選で、初出場の齋藤みうが歴史的な快挙を成し遂げた。タイムは9分24秒72。自身のベスト(9分38秒16)を大幅に塗り替えただけでなく、日本記録を17年ぶりに更新。さらに、日本人女子としては初めて9分20秒台に突入する走りを見せた。
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レースは序盤から果敢に先頭集団に食らいつき、中盤以降も粘り強い走りを展開。最後の水濠を力強くクリアすると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。フィニッシュ直後、スクリーンに「NR(ナショナルレコード)」の文字が映し出されると、観客席は大歓声に包まれた。
女子3000m障害の日本記録更新は実に17年ぶり。長らく停滞していた種目に、新しい風を吹き込む一走となった。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部