小学校の図工の時間などで大活躍した「彫刻刀」。この彫刻刀セットが今、「こんな近未来感あふれる彫刻刀とか見たことない」と、ネット上の大人たちの間で話題になっている。しかし、それと同時に「懐かしい」という声も上がっており、世代によって感想が大きく分かれているようだ。

永遠の憧れ 必殺武器みたいな彫刻刀


Twitterユーザーの@_t_a_k_e_s_h_i_さんは、1月21日に「小学校で彫刻刀を買う事になったのだが、現在の彫刻刀が次世代感モリモリで驚いた」とツイート。そして、新しく購入したと思われる彫刻刀セットの写真を2枚アップした。これを見た人からは、「仮面ライダーの追加ガジェットみたいだ」「うぉおおおなんだこれかっけえええええ!!」と、戦隊モノの武器のような見た目に興奮する声が多く上がった。




この彫刻刀はジャケットを好きなデザインに交換することができるとのこと。「はくぶん」の公式サイトで好きなデザインを選択、プリントアウトして切り抜くだけでジャケットをカスタムできる。龍や恐竜をモチーフにしたものから、可愛らしいキャラクターものなど、種類も豊富。なかには、何故か「なんでやねん!! 大阪」と書かれた方言デザインも用意されている。

ジェネレーションギャップ? 懐かしいとの声も


多くの人が感動した現代の彫刻刀だが、一部からは「え? これ普通じゃないの?」という声も。「懐かしいな、俺もこれの黒使ってたわ」「俺ん時もこんなんだった…ちなみに俺は20代」など、既にこの彫刻刀を懐かしいと感じる人もいる様子。

一定の世代から上の人たちとっては、彫刻刀といえば、持ち手部分が木材で、厚紙で作られた箱に入ったもの。黄色の箱にモノクロで仏像のようなものがプリントされたジャケットや、紺色に猫のイラストが描かれたものを使っていたという人も多いはず。そんな人にとっては、どんな彫刻刀を使っていたかだけでジェネレーションギャップを感じずにはいられないだろう。

見た目だけじゃなく、中身も変化?


彫刻刀セットが変わったのは、見た目だけではない。以前の彫刻刀といえば、刃が剥き出しになっているので、使い方を間違えてしまうと、指を切ったりして傷つけてしまうこともしばしば。しかし、現在教材として使われているものの多くには、刃を覆い隠すような安全ガードが付けられている。この安全ガードは装着したまま作業ができるので、ケガの予防につながる。大人たちが長らく彫刻刀を使っていない間に、彫刻刀は様々な進化を遂げていたようだ。