25日付中国新聞社電によると、河北省秦皇島市にある澱粉(でんぷん)工場で24日午後4時ごろ、爆発が起こった。消防などは25日午後5時までに、19人の死亡と49人の負傷を確認した。


 爆発があったのは秦皇島驪〓澱粉股フェン有限公司。これまでのところ、粉塵(ふんじん)爆発と見られている。(〓は馬へんに「華」)

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◆解説◆
 粉塵爆発は、空気中に可燃性の微粒子が漂っている際に発生する。何らかの理由で微粒子の一部が燃え、近い場所にある微粒子に熱が伝わり、連鎖的に燃焼が進行する。全体的な現象はガス爆発とほぼ同じ。小麦粉を扱う倉庫などで発生する場合がある。
炭鉱で発生する炭塵爆発も、粉塵爆発の一種。(編集担当:如月隼人)

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