「テレビということでまだ抑えているけど、今回ばかりはさすがに怒り狂っているそうですよ」

 そう語るのはスポーツ紙記者。怒りの主は“世界のキタノ”ことビートたけしだ。

「週刊文春」(文藝春秋)で49歳の美熟女との不倫現場を激写され、幹子夫人に「100億円」ともいわれる全資産を渡して離婚すると関係者に話していると報じられた。

 たけしは12日夜、TBS系『ニュースキャスター』に生出演し、一連の報道に言及。猛暑の話題を振られ「知らないですよ、オレは。朝から晩までワケのわからないのがマンション前にいて、出られないんだ」とヒートアップ。「週刊誌見たら『たけし、かみさんに100億円払って離婚』だって。100億円あったらそんなことしているわけないじゃねーか、冗談じゃない! ふざけやがって、どいつもこいつも。

俺をなんだと思っているんだ!」と声を荒らげた。

 怒りの伏線はいくつもある。

「ここ1カ月間で、たけしさんは2回も同じ文春チームにやられている。前回は来年公開の新作映画の詳細を書かれてしまった。プロモーションにも狂いが生じたことで『誰が流したんだ』となった。文春に対する怒りは相当のもの」(芸能関係者)

 出演する『ニュースキャスター』内で肩身の狭くなるのも確実だ。

今春には報道色を強めるために、たけしの“降板”が一部で報じられた。

「結局、一緒にMCを担う安住紳一郎アナが上層部に掛け合い、事なきを得たが、同番組は過去にコメンテーターを務めていた渡辺えりさんが女性誌で不倫が報じられたことを理由にクビになった。その例にならえば、たけしさんもアウト。安住アナのおかげでストップした“たけし切り”の話が、上層部の間で再び持ち上がる可能性もある」とはテレビ関係者。

 大恥もかいた。

 たけしは9日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』にサプライズ出演し、同じく不倫報道のあったダウンタウンの浜田雅功をイジりまくっていたのだ。

番組ではたけしの「本気で弟子を売る気ない説」を検証。弟子の名前の話から脱線し、浜田を見ながら「“オンナバレタ”って、どうかなと思ったんだけど」と爆笑。「なんでこんなにうれしいんだろ」と大ハシャギしていたが、その翌日に自身の不倫が文春で報じられてしまったのだからバツが悪い。

 前出芸能関係者いわく「大恥をかいたたけしさんは目が据わり、完全に“アウトレイジ”になっていたそうです」。「フライデー」(講談社)に続き、「文春」編集部を襲撃しなければいいが……。