「博多の壇蜜」こと藤田可菜、ドラマチックなローカルCMが今年も話題に

　九州地方限定にもかかわらず、毎年ネットで話題を呼ぶ『五ヶ瀬ハイランドスキー場』のテレビCM。宮崎県にあるこのスキー場は「日本最南端にあるゲレンデ」としても知られるが、2012年から放送されているCMシリーズでも人気を博しているのだ。

そして、このCMに出演するモデルでタレントの藤田可菜（26）の注目度も高まりつつある。

　「テッちゃんと南ちゃん」とのタイトルがつく同CMは、スキーシーズンを楽しみにするカップルに焦点を当てたショートドラマ風になっており、毎年複数のパターンを放送。カップルといっても男性であるテッちゃんはいっさい登場せず、ヒロインの南ちゃんがカメラ目線で語りかけるという構成だ。

　これだけならほかのCMでも見かけそうな内容だが、シリーズ開始当初ではふたりは交際しておらず、徐々に距離を縮めながら付き合うまでの様子を数年にわたって放送するのは珍しい。交際に発展したかと思えばテッちゃんの浮気が発覚し、南ちゃんが涙を浮かべながらひとりでもスキーに行けることを訴えるなど、ドラマチックな展開がウケて一部のネットユーザーの間で話題になった。

　24日に公開された最新シリーズでは、テッちゃんと南ちゃんの娘が登場しており、完結編を思わせる内容になっているが、まだまだ続きが見たいとの声が相次いでいる状況だ。

　その南ちゃんを演じるのが、地元の福岡を中心にモデルやタレントとして活動中の藤田。大学在学中に読者モデルとしてデビューし、ローカルタレントとして九州地方の深夜番組などにも出演する彼女は、身長157センチとモデルにしては小柄だが、バラエティでは芸人とプロレス対決したり、鼻フックといった罰ゲームに挑戦したりとカラダを張ったところを見せている。

　九州朝日放送の深夜バラエティ『ドォーモ』では、藤田の鎖骨に飲み物を注ぎ、芸人らがそれをストローで飲む「鎖骨ジュース」という企画に挑戦。深夜らしいエロさが漂う姿はネット上でも大きな反響を呼んだ。また、同番組ではイヤらしく聞こえるが卑猥ではない言葉を水着姿でセクシーに呟くという企画でも活躍。スリーサイズは上からB80・W57・H80（cm）というスレンダーボディの彼女が「オマーン戦」などと口走る姿に興奮した人も多かったようで「博多の壇蜜」との異名がつくほどだ。

「九州を拠点に活動している藤田さんですが、東京のプロダクションにも所属しており、ここ数年は全国放送のテレビにも進出している。昨年は日本テレビ系の人気トーク番組『しゃべくり007』（日本テレビ系）に出演し、現在はテレビ東京系の深夜バラエティ『おねだりの達人（自称）』に準レギュラー的に登場して、メーンキャストの河本準一さん（40）と都内の商店街などをめぐるロケに挑戦しています。

　藤田さんは以前から目標とする芸能人にイモトアヤコさん（29）の名前を挙げており、女優としても活動していますがタレント的な仕事にも積極的。過去のインタビューで、『バラエティでは"おいしい"と思えることなら何でもしたい』と話しており、カラダを張ることにも抵抗が少ないようですね。また、今年2月には『週刊プレイボーイ』（集英社）でグラビアデビューも飾っていますので、水着系の仕事に期待を寄せているファンも多いと思います」（ネットライター）

　南ちゃん役で一部のネットユーザーの間で話題を集める藤田。そんな彼女と同じく、福岡を中心に活動しながらネットで注目されたことをきっかけに一躍全国区の人気者となったアイドルといえば橋本環奈（16）の名前が浮かぶ。ネット発信のタレントとして、藤田もさらに大きく飛躍することを期待したいところだ。
（文＝aiba）