『わにとかげぎす』(TBS系)の第6話では、富岡ゆうじ(有田哲平)と羽田梓(本田翼)の2人の間にスリリングな展開が巻き起こった。

ピンチではあるものの、逆に言えば仲を進展させるに打ってつけの状況! まあ、富岡にその気があればの話ですが……。
第6話あらすじ
自宅から金庫が盗まれたヤクザの東金直弥(村上淳)は、ホームセンター屋上から富岡がこちらを覗き込んでいることに気付き、大勢の部下を引き連れてホームセンターを襲撃。
ピンチに陥った富岡は電話で羽田に助けを要請する。這う這うの体で羽田が乗り付けた自動車に間一髪で乗り込んだ富岡は、なんとか包囲網を脱出!
一方、東金宅から金庫を運び出した富岡の部下・雨川勇(吉村界人)と花林雄大(賀来賢人)、そしてパチンコ店店員の吉岡華(コムアイ/水曜日のカンパネラ)は、山中で猟銃を持った謎の男・上原洋介(淵上泰史)に襲われ、金庫に入っていた札束を奪われてしまう。その際、吉岡は上原に撃たれて殺害されてしまった。
この状況を知らぬ富岡は雨川と花林の身を案じ、彼らを探しに行くのだが……。
富岡との“変なこと”を想像してニヤニヤする羽田
ヤクザに包囲されるというとんでもない異常事態を体験した富岡は、息を切らせながら疲労困憊。一方、富岡への恋心が止まらない羽田のテンションは少し異なるのだ。喉を潤そうと富岡がゴクゴク飲んだペットボトルを凝視してフリーズし、隙をついてすぐさまそれを掴み、何食わぬ顔で間接キスを奪取。どんなシチュエーションでも下心を捨て切れない彼女は、いろんな意味で常在戦場である。
自動車を停車させ道路上に立てられた看板確認しに行くと、それがラブホテルのものだと気付き、今度はニヤニヤし出す羽田。
羽田 (ラブホの看板を見ながら)ご休憩3,000円、ご宿泊7,000円(笑)。
富岡 ちょっと、何読んでるんですか!
羽田 いや、何でもないですよ。
富岡 これ以上、無闇に動いてもしょうがないですもんね。明るくなるまで待ちますか。
羽田 えっ、それって!? (ラブホの看板をチラ見しながら)それって!?
富岡 違いますよ! 何言ってるんですか。
羽田 でも、変なことしなければ……。
富岡 「変なこと」って、何ですか!
羽田 ……富岡さんは何だと思いますか?
富岡 知りませんよ、そんなの! (看板を指差し)だいたい、なんでベッドが回転する必要があるんですか!? バカバカしい!
実は、富岡(と羽田)の成長物語
もちろん、羽田は富岡のことはメチャメチャ心配してる。追いかけるヤクザらに捕まらんと走り続けた富岡が口をつけたペットボトルを握りしめ「富岡さんが無事でよかったぁ~!」と安堵する羽田の姿からは、その思いが存分に伝わってくる。
雨川らを探しに行こうとする富岡に「私も付いていきます!」と申し出る羽田も熱い。
富岡 いやいや、これ以上巻き込むわけには……。
羽田 (遮って)困ってるから電話してきたんですよね!? それにもう、巻き込まれてます。
探索を続ける富岡&羽田は、街のスーパーへ。ここで車を降りた羽田は食料を買い出し、一方の富岡は雨川らの居場所の手がかりを探すことに。一旦は二手に別れることになった2人だが、富岡が車を発車させる寸前、羽田は「富岡さん。
ここまで尽くしてくれる女の子がいたならば、男として成長する他ないと思うのだが。「友だちを作りたい」「今までのような日々はイヤだ」と心に期した富岡(実は羽田にとっても)の成長物語という側面もある『わにとかげぎす』だが、ようやくその要素が目に見える形となってきたのか?
「俺、友だちってよくわからなかったんです。友だち、いたことがなかったんで。今、何でもいいんでアイツらと話がしたいです」(富岡)
『わにとかげぎす』第7話は、本日深夜に放送。今回の内容は、めちゃめちゃハードボイルドです。
(寺西ジャジューカ)