ずいぶん年上の夫レネ・アンジェリル氏のがん闘病を支え、一時は歌手活動を休止して夫の看病に専念していたセリーヌ・ディオン(49)。しかし夫の余命が幾ばくもないと知ったセリーヌは、「あなた、見ていて。
私は立派に働き息子達を育ててみせるから」と誓ってステージに復帰した。
その後自宅のベッドからステージの様子を確認する生活を続けたレネ氏は「少しでもセリーヌにアドバイスを与えておきたい」と尽力する一方、「妻の負担を軽減したい」と葬儀の予定も自ら立てて死去したという。その夫の晩年を振り返ったセリーヌが、夫の辛い闘病、また子供達との生活につきメディアに語った。

このほどセリーヌ・ディオンが『The Sun』の取材に応じ、夫レネ・アンジェリル氏の苦痛に満ちた晩年をこう振り返った。

「実は夫は、3年ものあいだ苦しんだの。しかも、ものすごくね。」

死期が近くなると食事もできぬようになり、セリーヌはチューブから夫の体に栄養を注入するようになった。
しかしがんの進行は止まらず、レネ氏は73歳にして他界した。その死に衝撃を受けたもののセリーヌは「やっと苦痛から解放されたのね」と安堵し、「何も心配しないで」「きっと大丈夫」と夫の亡骸に囁き別れのキスをしたという。

あれから1年3か月。セリーヌの息子3人のうち末っ子にあたる双子は6歳になったが、夜はやはり心細さもあり双子と川の字になって同じベッドで眠る日々だという。

「孤独を感じないようにしたいって考えて暮らしているの。だから双子と一緒に眠るために、ものすごく巨大なベッドを購入したわ。
双子にはとても心を癒されているの。今の私には、2人に近くにいてもらう必要がある。」

しかしセリーヌは子供達の成長を意識し、別の部屋を用意してあるそうだ。

「自分の部屋が欲しいと言いだす時のためよ。もう準備は整っているの。でも今の私達は、一緒にTVをみて長い時間を過ごすようにしているわ。」

「添い寝は子供の自立を妨げる」という理由から、赤ちゃんとも添い寝はしない親が多いというカナダ。しかし悲しみの癒えぬ今のセリーヌには、双子のぬくもりと存在は欠かせないもよう。
そして忙しく働くママとの安らかな休息時間は、双子にとってもかけがえのないものに違いない。

出典:https://www.facebook.com/celinedion
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)