このほど、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの人気俳優ジョニー・デップ(54)が、カナダにある小児病院を訪問。多くの子ども達に会いたいと5時間も病院に滞在し、辛い闘病生活に励む子ども達を笑顔にした。


カナダで映画を撮影中の俳優ジョニー・デップが、自身の演じる人気キャラクター「ジャック・スパロウ」の衣装でバンクーバーにある小児病院「BC Children’s Hospital」を訪問、そこで治療に専念している多くの子ども達に大歓迎された。

この数週間前に、ジョニーの代理人は病院に連絡を入れ「撮影の合間に訪問しても良いでしょうか」と確認。それを大変喜んだ病院側は騒動にならぬよう細心の注意を払い、職員の一部にはジョニーの訪問を伏せたまま当日を迎えたという。

その甲斐あって大騒ぎされることなく病院に到着したジョニーは、子ども達を抱きしめ握手をするなどして大喜びさせた。しかし院内には他の子ども達と一緒に遊べぬ重病の子達もおり、病室からは出ることができない。それを知ったジョニーは病室を順番に訪れ、スパロウのキャラクターのまま明るく子ども達に声をかけた。
この日の彼は5時間ほど病院にいたもようだが、ジョニーに出会えた少女のひとりは明るい笑顔を浮かべ、大スターと対面した感想をこう語っている。

「鎮痛剤なんかよりずっと良い。ジョニーに会える方が、ずっとずっと痛みに効果があったの。」

これまでもジョニーはたびたび小児病院を訪問し、2015年には映画を撮影したオーストラリアでも病院を訪れ子ども達を楽しませた。ジョニーは小児病院訪問につき、過去にTV番組でこのように明かしている。

「僕にとっては贈り物のような時間なんだ。」
「僕の娘も入院したことがあって、とても辛かったからね。」
「子ども達は、本当に強い。それにすごく勇気があるんだ。
でもね、子ども達の親の辛さときたら…(弱る子に寄り添う親は)ゆっくりと命を削っているようなものだ。だから僕は彼らを笑わせたい。それは僕にとって、とても大事なことだから。」

画像は『BCChildren'sHospital 2017年8月15日付Twitter「So many smiles and lots of #pirate talk today @BCChildrensHosp. Thanks #CaptainJackSparrow for the visit!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)