2020年より開始した「有吉の壁」(日本テレビ系)が9月末をもって終了する。ゴールデンタイム枠で芸人がネタを披露する数少ない番組ということもあり、お笑いファンを中心に落胆が広がっている。
《ここでしか観れない芸人もいるのに》
《芸人主体のネタ番組の中でもかなり懐広い番組なんスよ》
《有吉の壁の後枠には頼むからネタ番組を入れてくれ》
《芸人たちのパフォーマンスを見る機会が激減するので、ちょっと困る》
ネット上では引き続き「有吉の壁」のような番組を望む声が絶えない。
■「テレビはオワコン」時代の貴重なバズ番組
チョコレートプラネット、とにかく明るい安村(44)、もう中学生(43)など、同番組をきっかけに知名度を上げた芸人は多く、「出演したい番組」の代表格だったという。
「『有吉の壁』はテレビ離れが進む現代では珍しく、切り抜き動画が拡散される“バズ番組”でした。 ショートコント形式なので、普通のバラエティでは顔が売れにくいと言われるコント師も活躍しやすい。テレビはオワコンと言われる時代に、これだけ影響力を持ち続けた番組はそうそうないと思います」(お笑い業界関係者、以下同)
トップレベルの人気を誇る番組だっただけに、終了の報道には驚いたと話す。
「日本武道館や有明アリーナで開催された『ブレイクアーティストLIVE』やコント『KOUGU維新』の舞台化、『京佳お嬢様と奥田執事』の漫画化やショートドラマ化など番組外での収益もあったはず。終了した理由は視聴率の低下以外の理由があるのでは、と感じています」
有吉の後継者は誰がふさわしい?
終了の背景として第一に考えられるのは、有吉弘行(52)本人の意向だという。
有吉の冠番組は「有吉の壁」だけではなく、「有吉ジャポン」(TBS系)、「有吉の深掘り大調査」(テレビ東京系)、「有吉ベース」(フジテレビONE)が、続々と終了している。「有吉ベース」に至っては、本人から「体力の限界で辞めたい」と申し出たとも報じられた。
「有吉さんはもともと若手育成への思いが強い方でしたが、結婚して子供もできた。プライベートに時間を割きたいという気持ちが強くなっているのでは、という話は業界内でもよく聞きます。本人も50歳での引退を公言してきた人ですし、そろそろ第一線から退く準備を始めているのかもしれません」
では、有吉の後継者にふさわしい人物は。
「千鳥やかまいたちだと吉本色が強くなりすぎる。ネタ出身のバナナマンでは、若手が緊張して今のアットホームな雰囲気は出にくい。面白さの可否を判断できる実力がありながら、嫌味なくフラットに進行できる。有吉さんのようなポジションは、簡単には埋まらないと思います」
また司会を変更したとしても、類似番組が始まる可能性は少ないと推測する。
「『有吉の壁』は毎回30組程度の芸人が参加し、ロケ地も商業施設を貸し切るなど制作費がかなりかかっていたはず。同放送局は『THE W』も終了していますし、出演者が多かったり賞金が出るといった制作費のかかる番組を打ちにくくなっているのでは」
「有吉の壁」の終了がバラエティー番組の転換点になるかもしれない。
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