高市首相の独善性が内閣支持率を急落させている中、異変が起きた。共産党が政党支持率で野党トップに躍り出たのだ。

与野党で第2党へ大躍進。戦後81年となる今年、歴史を無視して右旋回を強める高市の振る舞いは目に余る。いろんな潮目が変わってきたのか──。


 NHKの世論調査(7~9日実施)によると、内閣支持率は前月比5ポイント減の53%。不支持率は6ポイント増の33%だった。この数字に驚きはないものの、目を見張るのが政党支持率だ。自民党は0.7ポイント下げたとはいえ、35.0%で断トツ。続いたのが1.9ポイント増の3.4%に伸ばした共産だった。小池晃書記局長がXに〈おお、野党第一党だ〉と投稿したことでも注目を集め、インプレッションは200万回超え。その15分後、小池氏は汗をかいた絵文字付きで〈野党第一党というより、全体の第二党だった〉ともポストしていた。


 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、真夏の珍事の背景をこう分析する。


「158日間の特別国会を振り返ると、衆院で巨大与党を擁する高市政権に対峙したのは共産党だけでした。

国民監視の懸念が強い国家情報局などの設置、憲法が定める『表現の自由』を侵害する国旗損壊処罰法、女性天皇を阻む改正皇室典範といった『国論を二分する政策』にしっかりと反対の論陣を張った。保守系野党が政権に付いたり離れたりする中、ブレずに問題を指摘する姿勢が改めて評価されたのでしょう」


■近所や家族の目が気になっていた読者も獲得


 共産の厳しい追及を支えるのが、調査報道に定評のある党機関紙「しんぶん赤旗」だ。昨年10月に日曜版が電子版を始めると、サービス開始から4カ月で購読者数は1万人を突破。ロケットスタートを切ったと話題になった。日本維新の会が連立政権入りした直後、藤田共同代表の公金還流疑惑を特報。ブチ切れた藤田が記者の名刺をSNSにさらし、脅迫事件を招くなど、チンピラ気質を知らしめもした。


「赤旗もご多分に漏れず、人手不足で配達員の確保が難しい。そうした地域の読者に電子版への乗り換えを推奨したのが奏功したほか、近所や家族の目が気になっていた潜在読者の獲得の掘り起こしにも成功したともっぱらです」(大手紙関係者)


 共産党は今年創立104年。最古の国政政党だ。


「共産は国政では議席減少傾向ではあるものの、地方は堅調です。田村智子委員長が女性初トップに就任して2年半あまり。来春の統一地方選まで勢いを持続するだけでなく、反転の足がかりにできるか。

踏ん張りどころです」(角谷浩一氏)


 嘘つきをトコトンとっちめてほしい。


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 “野党第1党”に大躍進した共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が報じた数々のスクープについて、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


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