HOMINISオリジナル企画「花澤香菜をつくる6つのピース」。今回のテーマは「友達・人とのつながり」。

花澤香菜にとって友達とは、ただ一緒に時間を過ごす相手ではなく、悩んだ時に話を聞いてくれたり、時には自分に足りない視点を教えてくれたりする大切な存在だという。大人数よりも、本当に気の合う相手と深くつながっていくほうがしっくりくる。そんな彼女の言葉からは、人との向き合い方にも花澤らしいまっすぐさがにじんでいた。

学生時代から続く友人との関係、相談を持ちかける時の自分なりのスタンス、そして同業だからこそ育まれてきた信頼と尊敬。人とのつながりをテーマに、花澤の素顔が垣間見えるエピソードを聞いた。

花澤香菜が語る、学生時代から続く友情と戸松遥との絆 「仲良くなりたい人にはグイグイ行く」【花澤香菜をつくる6つのピース】

――花澤さんは、友達とは"狭く深く"付き合うタイプだとよくお話しされていますよね

「そうですね(笑)。大人数で過ごすのがあまり得意ではないので、出かけるとしても、本当に仲のいい友達と2人くらい、ということが多いです。友達との関係もそれぞれ違っていて、この人とはちょっといいごはんを食べに行く、とか、この人とはピラティスに行く、とか、自然と分かれている感じがありますね」

――最初はどういう形で仲良くなることが多いですか?

「直感的かもしれないです。少し話しただけで、『この子とは仲良くなりたい』って思うことがあって。基本的には人見知りなんですけど、仲良くなりたいと思った相手には、自分からわりとグイグイ行っちゃうんですよ」

花澤香菜が語る、学生時代から続く友情と戸松遥との絆 「仲良くなりたい人にはグイグイ行く」【花澤香菜をつくる6つのピース】

――花澤さんにとって、友達はどんな存在ですか?

「すごく大事な存在です。何かピンチがあったら駆けつけたいし、力になれるならなりたいと思います」

――お仕事でもプライベートでも、悩んだ時に相談することは多いですか?

「多い方だと思います。これはこの人に聞いてもらったほうがよさそうだな、みたいなのはあります。

ただ、私、相談する時って、だいたい自分の中で結論が見えてから話すことが多いんです。だから、相談というよりは、聞いてもらっているのかもしれないんですけど(笑)。たぶん、聞いてほしいのと、背中を押してほしいんだと思います。自分の中でずっと考えて、ある程度ここまで話せるなという状態になったら、友達のところに持っていく感じです」

――それでも、やっぱり人に話すことで見えてくるものもありますか?

「あります。たぶん振り返れば、自分の中ではもう決まっていたんだと思うんですけど、意見も聞きたいんですよね。私の周りの友達も、『花澤がここまで言うってことは、たぶんそういうつもりなんだろうな』っていうのは分かってくれている感じがあるので。話を聞いてもらったり、逆に相手の悩みを聞いたり、そういうやり取りはよくあります」

花澤香菜が語る、学生時代から続く友情と戸松遥との絆 「仲良くなりたい人にはグイグイ行く」【花澤香菜をつくる6つのピース】

――今はAIに相談する人も増えていますけど、やはり友達の存在は大きいですよね。

「私も、1人で根を詰めて悩んでいる時は使いますよ。『今こういう状態なんだけど、ちょっと整理してみて』みたいな感じで。まずそこで頭の中を整理して、そのうえで友達にも相談する、みたいな感じですね。あと、ラジオもいいんですよ。お悩み相談系のラジオを聞いていると、『これ、自分と重なるな』と思うことがあったりして、解決策が見えてきたりするんです」

――学生時代から長く続いている友人はいますか?

「高校時代からの友人がいるんですけど、その子にはハッとさせられることが多いんです。

たとえば、彼女が好きなアイドルについて、私が昔ちょっと軽い感じで何か言ってしまったことがあって。そうしたら、『その人が好きっていう気持ちを、そんなふうに軽々しく否定しないで』とちゃんと言ってくれたんです。そういうふうに、私が今ちょっと周りを見えていないな、みたいな時にも、ちゃんと教えてくれるんですよ。別に厳しいタイプの子ではなくて、私とトーンも合うまったりした人なんですけど、要所要所で大事なことを教えてくれるので、今もすごく頼りにしています」

花澤香菜が語る、学生時代から続く友情と戸松遥との絆 「仲良くなりたい人にはグイグイ行く」【花澤香菜をつくる6つのピース】

――お仕事をきっかけに築いてきた関係というところでいうと、花澤さんは戸松遥さんとも長い付き合いですよね

「そうですね。同業で最初に仲良くなりたいと思って、自分から行ったのは戸松遥でした。同じ世代でアフレコしている人が当時あまりいなかったので、すごく貴重な存在だったんです。活躍も知っていたので、仲良くなりたいなと思っていて。実際に会ったら、本当に明るくてサバサバしていて、好きだな、この人って思ったので、これは行くしかない、って(笑)」

――積極的ですね

「そうなんです(笑)。彼女の好きな食べ物が砂肝だっていう情報を手に入れて、当時一人暮らししていた家で、砂肝を使ったものを作ってタッパーに入れて持っていったんですよ。私、自分では砂肝が苦手で食べられないので、味見もしないまま(笑)。今思うと、ちょっと怖いですよね。でも、最近もイベントで一緒になることがあったり、その合間にごはんに行ったりしていて、ずっとつながっています」

――友達であり、ライバルでもある存在という感じですか?

「そうですね。

同世代として、本当に衝撃を受ける存在でした。歌も上手だし、踊りもできるし、私ができない役柄を全部できちゃうんですよ。だから、『ちょっとやめてくれよ』って思うくらいすごいんですけど(笑)、同時にすごく頼りにしていました。今もそうですけど、かっこいいなって思いますし、戦友みたいな感覚もあります。一緒に頑張ってきたよね、って思える人ですね。尊敬もしているし、切磋琢磨してきた相手でもあります」

取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI

オフィシャルサイト「hanazawa-kana.com」

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