現在放送中のドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』(読売テレビ・日本テレビ系)で、田中麗奈とW主演を務める古川雄大(39)。演じるのは、人気と実力を兼ね備えたフリーアナウンサー・坂井優一。

妻・麻衣子(田中)からの行きすぎた愛情に翻弄されていく夫だ。

「最初に脚本を読んだとき、展開がまったく読めなかったんです。いろいろな情報に誘導されながら、それがどんどん外れて、さらに二転三転していく。サスペンスとしてすごく見応えがあると思いました」

優一については「すごく純粋な人」と分析する。

「仕事にはまっすぐ取り組める優等生だけど、人を疑わないぶん世渡りがうまくない。麻衣子がいなかったら、今の位置にはいなかったと思います」

そんな優一を演じるうえで難しいのは、「ずっと受け身でいること」だと語る。

「基本的にいろんな人に翻弄され続けます。これまで濃いキャラクターや悪役が多かったので、こういう役はあまりなかったかもしれません」

物語を貫く大きなテーマは“愛”。愛と支配の境界線については、

「愛と支配って、表裏一体だと思うんです。自分のためか、相手のためかで、支配なのか愛なのかが変わる。受け取る側の見え方によっても変わります。そこがこのドラマの深いところだと思います」

劇中では妻に支えられ、どこか頼りなさもある優一。

実は古川自身に重なるところがあるそう。

「最近、マネージャーに『すみません、すみません』ってよく言ってるらしいです(笑)。僕自身、しっかりしていない部分があるし、優柔不断で何を食べたいかも決められなくて、ちょっと優一に似ているのかもしれないですね。演技してないです(笑)」

ミュージカルで演じる役柄からは華やかなイメージを持たれがちだが……。

「全然違います(笑)。『エリザベート』の地方公演で北海道に行ったときも、ずっとホテルの近くのチェーンの定食屋でご飯を食べていました。せっかく北海道にいるのに(笑)。安定の味を選んじゃいます」

人づきあいについても、意外な一面を明かす。

「大人数で何かをしたり、誰かと食事に行ったりすることを避けて生きてきたんです。以前は現場でも貝みたいになっていました(笑)。でも最近は、たくさんの方とお話ししたいという意識を持つようになりました」

少しずつ人との向き合い方も変化するなか、俳優として目指すのは、さらなるスキルアップ。

「自分で成長したと実感するのは難しいですが、もっと上に行きたいという気持ちはあります。

芝居や歌はもちろん、こういうトークも含めて(笑)、表現するためのスキルをもっと上げていきたいです」

【INFORMATION】

ドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』

読売テレビ・日本テレビ系にて木曜23時59分から放送中。人気フリーアナウンサー・坂井優一(古川)と、事務所社長の妻・麻衣子(田中麗奈)は、世間が羨む理想の夫婦。しかし、麻衣子の重すぎる愛に耐えかね、優一が離婚を切り出した翌日、麻衣子が謎の死を遂げる。やがて優一は思わぬ事件に巻き込まれていく。

スタイリング:吉野誠
ヘアメーク:平山直樹(wani)

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