世界中から最高峰のタレントが集結するフットボールの祭典、それがワールドカップだ。
最後のワールドカップになるであろうリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといったレジェンド、そしてアーリング・ハーランドやキリアン・エムバペ、そしてハリー・ケインらの主役候補。
そして、大会を盛り上げる「ワンダーキッド」たちの存在も忘れてはならない。今回は『Squawka』から、ワールドカップで注目すべき「20歳以下の若手スター候補8名」を特集する。
ヒルベルト・モラ(メキシコ)
2026年ワールドカップで最も注目すべき最年少プレーヤー、それがギルベルト・モラだ。2008年10月生まれの彼はまだわずか17歳。
しかし、そのプレーぶりはすでに輝かしい未来を予感させる。モラはすでにメキシコのフル代表でプレーし、主要大会も経験済みだ。16歳の若さでゴールドカップの決勝を含む3試合に先発出場。準決勝のホンジュラス戦で見せたラウル・ヒメネスへのアシストは、大舞台でも動じない冷静さを証明した。
クラブレベルでは、2025-26シーズンのリーガMX(メキシコ1部)でクラブ・ティフアナの一員として6ゴールを記録。まだ不動のレギュラーではないかもしれないが、彼がメキシコ中盤の未来を担う存在であることは疑いようがない。開幕戦でも途中出場から見事なプレーを見せ、その才能を顕にしていた。
ラミン・ヤマル(スペイン)
(C)Getty Images
このリストの中で最も有名な名前かもしれないが、だからといって彼への期待が薄れることはない。スペインが生んだ至宝、ラミン・ヤマルは、世界中のフットボールファンの視線を一身に浴びて2026年大会に臨む。
バルセロナでラ・リーガ優勝に貢献する素晴らしいシーズンを過ごしたヤマルは、スペイン代表の主要な攻撃の決め手として戦う。
彼をこれほどまでに危険な存在にしているのは、そのプレースタイルそのものだ。ドリブル、溢れんばかりの自信、そして1対1でDFを抜き去る能力。このワールドカップは、彼にとってメッシやロナウドに代わって「世界の最高スター」となるための大会になるはずだ。
ヤン・ディオマンデ(コートジボワール)
ヤン・ディオマンデは、世界サッカー界で最もエキサイティングな若手アタッカーの一人へと急速に進化を遂げている。ブンデスリーガやコートジボワール代表を追っているファンならその実力は既知の通りだが、2026年大会は彼がより広い層へ名を轟かせる完璧なステージとなるだろう。
19歳の彼は、2025-26シーズンにRBライプツィヒでブンデスリーガの20ゴールに直接関与する大活躍を見せた。ディオマンデが特に脅威となるのは、足元にボールを置いた時だ。ドイツ屈指のドリブラーとして相手を次々と抜き去り、チームを前進させる。
コートジボワール代表デビュー以来、瞬く間にレギュラーの座を掴み、主要な試合で得点も記録。もし「エレファンツ」がノックアウトステージに進むなら、ディオマンデがその鍵を握るはずだ。
ケリム・アライベゴヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ケリム・アライベゴヴィッチは、まさにこのワールドカップをきっかけに世界的なスターへと飛躍しそうなタイプだ。レッドブル・ザルツブルクでの目覚ましい成長を経て、アカデミー時代を過ごしたレヴァークーゼンへの復帰という大きな移籍を勝ち取った。
ザルツブルクでは公式戦17得点に関与(13ゴール4アシスト)しており、苦戦したチームにおいて数少ない希望の光となった。代表でもワールドカップ予選のPK戦での得点やアシストなど、決定的な仕事をこなしている。
まだ18歳だが、今大会で最も興味深い若手ウィンガーの一人として注目されるだろう。
エンドリッキ(ブラジル)
エンドリッキがまだ10代であることをつい忘れてしまいそうになる。彼が20歳になるのは、今大会の決勝戦の2日後だ。ブラジル代表としては、その時までに彼が重要な役割を果たしていることを願っているだろう。
レアル・マドリーでの序盤は出場機会に恵まれず苦しんだが、1月にローン移籍したリヨンで勢いを取り戻した。この決断は大正解で、リーグアンのわずか16試合で12得点に関与(5ゴール7アシスト)している。
その創造性もさることながら、ブラジル代表にとってより重要なのは彼のシュートの脅威だろう。枠内シュートの平均数は高く、パルメイラス時代から際立っていた圧倒的なシュート技術を見せつけている。リヨンでは主に右ウィングでプレーしたが、ロドリゴを欠くブラジル代表にとって、これはむしろ好都合かもしれない。
アユブ・ブアディ(モロッコ)
アユブ・ブアディは、派手なトリックやゴール、華やかなアシストでハイライトを独占するタイプのワンダーキッドではない。しかし、モロッコ代表にとって彼は、今大会で最も重要な若手選手の一人になる可能性がある。
ディフェンスラインの前で冷静かつ知的に振る舞い、バランス、ボール奪取、そしてポジションの規律をもたらす。
中盤と守備の両エリアでコンスタントにボールを回収する姿は、年齢を遥かに超えた成熟度を感じさせる。この活躍を見れば、モロッコ代表が彼を無視することは不可能だった。そして、このワールドカップの初戦でもレギュラーとして起用され、ブラジル相手のドローに貢献した。
イブラヒム・エンバイ(セネガル)
イブラヒム・エンバイは、今大会に絶対的なレギュラーとして臨むわけではないかもしれない。しかし、ベンチから戦況を一変させられる爆発力を持った若手だ。
パリ・サンジェルマンに所属する彼は、2025-26シーズンは主にローテーションの要員として途中交代からの出場が多かった。しかし、ピッチに立てばそのクオリティは一目瞭然だ。リーグアンでの90分あたりのドリブル試行回数は約5回とリーグトップクラスで、ファイナルサードでのパス成功数も上位にランクインしている。
ボールを受けることを恐れず、自ら運び、危険なエリアでチャンスを作り出せるウィンガー。16歳6ヶ月23日というPSG史上最年少先発記録も塗り替えた。限られた時間でも結果を残す彼は、セネガルにとって最もエキサイティングな「隠し玉」となる。
ルカ・ヴシュコヴィッチ(クロアチア)
ルカ・ヴシュコヴィッチは19歳にして、2026年大会のクロアチア代表の守備陣において不可欠なピースとなる準備ができているようだ。
193cmの長身を誇るヴシュコヴィッチは、空中戦で圧倒的な強さを見せる。クリア数やヘッドでのクリア数でブンデスリーガの上位に位置し、空中戦勝率も極めて高い。若手DFとしてこれほどのフィジカル的な威厳を持つのは驚異的だ。
しかし、ただの「ストッパー」ではない。パス成功率は83%を超え、セットプレーでの得点源にもなる。ブンデスリーガで6ゴール(うちPK1つ)を記録したが、欧州5大リーグで彼以上に得点を挙げたセンターバックはいない。
ワールドカップで「日本代表の10番」を着用した6名のスター選手たち
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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