ワールドカップ決勝でスペインと対戦するアルゼンチン代表 photo/Getty Images
決勝ではスペインとアルゼンチンが対戦
スペインとアルゼンチンが激突するワールドカップ決勝を前に、開催地ニューヨークはかつてない熱気に包まれている。スペイン紙『MARCA』が現地の様子を伝えた。
街中ではホテルのロビーやスポーツバー、地下鉄など至るところで決勝の話題が飛び交い、多くのサポーターがチケット探しに奔走しているという。
ハンガリーから訪れた親子は、「私たちはリオネル・メッシを見るためだけに来た。サッカー界のためにもアルゼンチンに優勝してほしい。メッシの時代が終わり、その後はラミン・ヤマルの時代が始まる」と話したようだ。
一方で、すでにスタジアム観戦を諦めたファンも少なくない。
スペインから旅行でニューヨークを訪れていたサポーターは、「もうチケットを探しているのではない。奇跡を探しているんだ」と冗談交じりにコメント。「スペインが決勝へ進んだから帰国便を変更したいけど、家族4人分のチケットは簡単に買えない。私はZARAのオーナーじゃないからね」と苦笑いを浮かべたという。
決勝開催の影響は宿泊費や交通費にも及んでいる。メットライフ・スタジアム周辺では、ホテルの宿泊料金が1泊2300ドル(約34万円)を超えるケースもあり、通常は500ドル以下のモーテルも大幅に値上がりしているようだ。
さらに、マンハッタンとスタジアムを結ぶNJトランジットの往復運賃は通常12.90ドル(約1900円)だが、一時は150ドルまで高騰。
タクシー料金も100ドルを超えるケースが珍しくなく、スタジアム周辺では厳重な警備の影響で、最寄りの降車地点から約30分歩かなければならないという。
また、公式サイトでは最も安い座席でも約7380ドル(約109万円)。良席は3万ドル(約440万円)を超え、一部の転売サイトでは4席セットが900万ドル超で出品されるケースも確認されている。
それでもチケットが販売されるたびに数秒で完売する状況が続いており、サポーターの多くは何度も販売ページを更新しながら、最後の望みに懸けているようだ。ワールドカップ決勝は、ピッチ内だけでなく、スタジアムの外でも大きな熱狂を生み出している。

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