中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。月例の中国共産党中央政治局会議は週内に開催される。7月の同会議は例年、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などを決定する重要度の高い会議だ。足もとでは景気鈍化を示す経済指標が相次ぐ状況。景気の落ち込みが警戒される中、当局は追加の経済対策を打ち出すとの見方も広がっている。また、アジアの他市場で主要株価指数が急落する中、年初からの値動きが低迷していた香港株に逃避マネーが流入しているとの見方もあった。
ただ、ハンセン指数などは安く推移する場面もみられている。人工知能(AI)を巡る巨額投資の警戒感がくすぶっていることや、半導体メモリーの生産拡大で将来的に価格が下がるとの懸念が広がったこともマイナスだ。28日のアジア市場では、半導体株の急落で韓国総合指数がサーキットブレーカーを発動(第1段階は前日比8%以上の下落が1分間続いたため、全市場を20分間停止)。日本市場でも主力の半導体株がストップ安している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が4.5%高、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が4.1%高、ミネラルウォーター中国最大手の農夫山泉(9633/HK)が3.8%高と上げが目立った。
セクター別では、食品飲料など消費が高い。農夫山泉のほか、スナック系食品・飲料小売の湖南鳴鳴很忙商業連鎖(1768/HK)が11.4%、機能性飲料の東鵬飲料(集団)(9980/HK)が7.1%、ファストフードの百勝中国HD(9987/HK)が3.8%、即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)が3.2%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.6%ずつ上昇した。
自動車セクターもしっかり。浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.7%高、理想汽車(2015/HK)が3.3%高、蔚来集団(9866/HK)が2.1%高、小米集団(1810/HK)が2.0%高で引けた。
半面、半導体セクターは急落。兆易創新科技集団(3986/HK)が17.4%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が14.4%、瀾起科技(6809/HK)が13.8%、ASMPT(522/HK)が13.7%ずつ下落した。そのほか、プリント基板(PCB)の広州広合科技(1989/HK)が16.5%安、建滔集団(148/HK)が12.0%安、大規模言語モデル(LLM)の北京智譜華章科技(2513/HK)が18.7%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が14.1%安と値を下げている。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.16%安の3813.32ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、軍需産業、インフラ建設、素材、証券なども売られた。半面、銀行は高い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











