2026年8月5日、中国のポータルサイト・捜狐に、日本漫画「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」について論じた記事が掲載された。
記事は、「最近の日本漫画の題材がますますユニークになってきている。
また、「多くの人がこれら2作品の衝撃の余韻に浸っている中、同じ系統の作品である『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』のアニメ化が発表された。本作は『社畜OLのドカ食い』をテーマにした作品として大きな注目を集めている。多くの人の驚きと興味を集めたのは『1食で約7000キロカロリー』という数字だ」と説明した。
そして、「主人公の望月美琴は21歳の営業事務職のOL。身長約153センチメートル、体重約60キログラムで、普段は穏やかで物静かな、ごく普通の会社員である。しかし空腹に襲われると一変し、頭の中は高カロリーな食べ物でいっぱいになる。作者・まるよのかもめ氏の巧みな点は、本作を単なる大食い競争として描いていないことだ」と言及した。
記事は、「作中で描かれるドカ食いは、どれも会社員にとって身近な料理ばかりで、物語の焦点も『料理がおいしいか』ではなく『食べた瞬間にどれだけ解放されるか』に置かれている。作中には『至る』という独自の言葉まで登場する。大量に食べたことで血糖値が急上昇し、ほろ酔いのような多幸感に包まれ、仕事のストレスがすべて消え去ったような状態を指す言葉である」と紹介した。
さらに、「読者は、高脂肪・高塩分で体に悪いことも、太ることも理解しながら食べ続ける主人公の姿に、自分自身を重ね合わせる。仕事を終えて疲れ切った体で帰宅し、空腹でもないのにデリバリーアプリを開き、高カロリーな食べ物で一日のつらさを紛らわせようとする。そんな経験を思い起こす人も少なくない。やめた方がいいと分かっていてもやめられない葛藤を極限まで描き出したことで、現代人の感情による過食に共感する読者が続出した」とした。
そして、「本作は24年5月に白泉社で連載が始まったばかりで、当初は隔月掲載の小規模な作品だった。しかし連載開始直後からX(旧ツイッター)でトレンドとなり、中国でも『グルメホラー漫画』という異名で話題になった。恐ろしいのは描写ではなく、あまりにも現実味があり、自分自身と重なって見えてしまうことである」と述べた。
また、「近年の日本漫画の流れを振り返ると、努力や成長を描く王道の熱血作品は以前ほどの求心力を持たなくなり、むしろ普通の人々の感情や日常に寄り添った作品ほど大きな話題になりやすいことが分かる。現実だけで十分に疲れている今、読者は漫画の中でまで主人公の成長や戦いを見たいのではなく、登場人物と一緒にストレスを発散、穏やかで優しい世界に身を置いて、しばらく悩みを忘れたいのだ」と論じた。
その上で、「ドカ食いを繰り返す望月美琴も『ヤニねこ』の世界も、本質的には現代社会のストレスを映し出した鏡である。私たちがこうした漫画を読むのは、二次元の世界の中に、自分自身が一息つける居場所を求めているからなのかもしれない」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)











