中国のポータルサイト・捜狐に5日、卓球の松島輝空(19)の発言を取り上げる論評記事が掲載された。
記事は、松島がこのほど受けた日本メディアのインタビューで「2028年ロサンゼルス五輪の男子シングルスで金メダルを獲得できたら(21歳でも)現役を引退する」との考えを明かしたことを紹介し、「この発言は中国代表チームに一層の警戒感を抱かせるものとなった」と伝えた。
その上で、「松島はWTT USスマッシュや全日本選手権で優勝し、中国代表選手に対する勝率も7割を超えるなど、目覚ましい実績を残している。こうした戦績を背景に、プロキャリアのすべてを2年後の五輪に懸ける覚悟を固めている」と説明。「このような五輪だけに照準を合わせた徹底したスタイルは、中国代表にとって厄介な脅威となっている」と評した。
記事は、「松島が長期的な競技人生の設計を捨て、五輪にすべてを懸ける道を選んだことは、本質的には極めて目的意識の強い競技戦略と言える」と指摘。「各種商業大会を転戦して体力を消耗する必要はなく、世界ランキング上位を長期間維持するために競技ペースを調整する必要もない。技術の磨き上げ、体力の蓄積、メンタルトレーニングのすべてを、五輪のわずか十数日間に集中させることができる」とした。
また、「長年にわたり世界トップレベルを維持し、段階的なキャリアを築いてきた馬龍(マー・ロン)と比べると、松島の短期決戦型の競技スタイルは卓球界において他に類を見ない不確定要素となっている」とし、松島の近年の成長ぶりについて「バックハンドのチキータはスピードに優れ、かつての弱点だったフォアハンドでのラリー力も補強された。主要大会で張本智和をたびたび破り、日本のエースとしての地位も確立しつつある」とたたえた。
さらに、「松島のプレーぶりは徐々に中国の優位性を縮小させている」とし、中国男子は樊振東(ファン・ジェンドン)が主要大会に出場せず、ランキング1位の王楚欽(ワン・チューチン)も海外勢相手に安定性を欠き、林詩棟(リン・シードン)ら若手選手も今なお発展途上にある現状を憂いた。
記事は、「(中国が)本当に警戒すべきは松島のレベルそのものではなく、彼が退路を断つ覚悟で臨むその姿勢だ」と言及。「一般的な選手は、今後の大会に向けてコンディションを維持し、けがのケアとの両立を図る。試合に敗れても、その後の大会で状態を修正する機会が残されている。











