台湾メディアの中時新聞網は3日、台湾総統の名前が日本の「感謝リスト」から漏れる一方、高雄市長の心温まる行動が日本メディアに注目されたと報じた。

記事は、先月28日に発生した熊本地震について「甚大な被害が発生し、国際社会から相次いで支援の声が寄せられている一方、日本の高市早苗首相がSNSに投稿した最初の感謝文の中で、台湾の頼清徳(ライ・チンダー)総統への言及がなかったことが注目を集めた」と説明した。

高市首相は同30日にX(旧ツイッター)で各国首脳からの熊本地震への見舞いに感謝を示したが、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領、フランスのマクロン大統領、イタリアのメローニ首相、ブラジルのルラ大統領、セルビアのブチッチ大統領、ルーマニアのダン大統領らをメンションする一方、頼総統はメンションしなかった。

頼総統は熊本地震発生後、中国語と日本語でXに投稿し、台湾の人々を代表して哀悼の意を示したほか、「必要な支援を行う用意がある」と表明。頼総統と蕭美琴(シャオ・メイチン)副総統、卓栄泰(ジュオ・ロンタイ)行政院長がそれぞれ個人名義で20万台湾ドル(約100万円)を寄付することを発表していた。この件は日本や台湾のネット上で物議を醸した。

一方で、記事によると、高雄市政府は先週末に「2026台日大港水果祭」を開催。100以上のブースが出展し、台湾と日本の果物や特色あるブランドの出店が設置され、人気バンドのステージや農家による講座、果物をテーマにした体験ゲームなど、多彩な催しが行われた。イベントには延べ12万人が訪れたという。

そして、このイベント会場では特別に「熊本応援ブース」も設置された。会場では熊本への寄付を募り、応援ボードには同市の陳其邁(チェン・チーマイ)市長が熊本への応援メッセージを書き込んだ。来場者からも「熊本を愛しています」「高雄はあなたたちと共にあります」「友人が困難に遭えば、台湾は必ず支えます」「一日も早い復興を願っています」など、温かいメッセージが寄せられたという。

記事は、「こうした取り組みは、台日が互いに支え合う深い友好関係を示すものとなった」と評し、イベントの様子がNHK WORLDでも紹介されたことを伝えた。(翻訳・編集/北田)

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