韓国の気象庁が天気予報を外しまくり国民の不評を買っている。気象庁は数千億ウォン(1000億ウォン=約111億円)のスーパーコンピューターを導入し、人工知能(AI)を用いた分析まで加えたばかり。
朝鮮日報が具体例として挙げたのは7月18日の天気予報。コラム筆者の知人は「野外行事キャンセル」のショートメールを受け取った。気象庁はこの日、中部地方に強い雨が最大300ミリ降ると予報していた。それでもひょっとしたらと思っていたが、明け方まで雨が降ったため行事をキャンセルしたのだ。ところが朝が過ぎると雨は止み、昼には日差しがカンカンに照りつけた。気象庁を恨まずにはいられなかったという。
制憲節(韓国の憲法記念日。7月17日)の連休中、気象庁の誤った予報でひどい目に遭ったという人は少なくない。気象庁の降水予報が最近のように当たらなかったことがあっただろうかと思うほど予報の誤りが頻繁にある。梅雨の予報を聞いて持ち出した傘が杖代わりになる日が多かった。その具体的な数値が出た。
7月に入って気象庁のソウルの天気予報と実際の降水量を分析してみたところ、2日に1回は実際に降った雨よりも最大降水量を30%以上高く発表する「過剰予報」だった。しかも予報降水量の範囲を外れるという誤った予報をした日も4日に1回の割合だった。
気象庁の予報に対する不信感が高まり、アキュウェザー(AccuWeather)、ウィンディドットコム(Windy.com)、ノルウェー気象研究所の「Yr」などといった海外気象サービスを見るという「気象亡命族」が登場して久しい。
天気サイトには「予報がフェイクニュース」「当てられないから全部雨が降ると言っているようだ」、「ここまで外すのも難しい」など気象庁を糾弾する書き込みが殺到している。1日中雨が降るという予報で家族のお出かけができなかったある小学生は実際には1日中雨が降らなかったことから、日記に「気象庁はバカみたいだ」と書いた。気象庁ではなく(日本など)周辺国の気象モデルを土台に独自の予報を行うユーチューブのチャンネルをフォローする若者も増えている。
気象庁の頻繁な「過剰予報」は雨があまり降らないと言っておいて豪雨に見舞われた時に受ける批判が正反対の場合よりもはるかに強いためだ。しかし、「過剰予報」で被害を受ける人は想像以上に多い。行事などのお出かけをキャンセルすれば、外食・観光関連の自営業者の店舗は閑古鳥が鳴くしかない。
自営業者だけでなく、作物を収穫する農業関係者、人手を揃える建設現場、予約キャンセルが殺到するゴルフ場なども天気予報の大きな影響を受ける。雨の予報があればゴルフ場の売り上げは半分以下に落ちる。
朝鮮日報によると、気象庁は最近、「気候変動で梅雨前線の幅が狭くなり、降水予測がさらに難しくなった」とコメントしたという。











