政策期待の高まりが投資家心理を上向かせる流れ。
ただ、上値は限定的。中東情勢の不透明感で原油が大幅上昇していることや、世界的な半導体株安が重しだ。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.5%安と4日続落し、5月5日以来の安値水準に落ち込んでいる。29日のアジア市場では、半導体株の主導で韓国総合指数が大幅続落。日本市場でも主力の半導体株が売りにおされている。中国DRAM最大手の長キン存儲技術を傘下に持つ長キン科技集団(CXMT:688825/SH)は27日、上海証券取引所のハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」に新規上場し、巨額の資金調達に成功。増産投資の拡大により、半導体メモリー市況が悪化するとの不安がくすぶっている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、消費の上げが目立つ。
自動車株も物色される。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が10.0%(ストップ)高、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が5.8%高、北汽福田汽車(600166/SH)が4.3%高、賽力斯集団(601127/SH)が3.7%高、広州汽車集団(601238/SH)が3.3%高で取引を終えた。医薬株、不動産株、公益株、証券株、素材株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。
半面、ハイテク株はさえない。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)がそろって6.8%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が6.7%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が5.9%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が4.6%安と値を下げた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、IC設計・IP供与の芯原微電子(ベリシリコン・マイクロエレクトロニクス:688521/SH)が6.5%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は0.9%逆行安した。そのほか、エネルギー株、銀行・保険株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.85ポイント(1.03%)高の278.49ポイント、深センB株指数が21.33ポイント(1.85%)高の1171.38ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











