30日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比23.78ポイント(0.62%)安の3804.69ポイントと反落した。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。
中東情勢の緊迫化や、米金融政策の不透明感などが重しだ。米イランの攻撃応酬を手がかりに原油相場が急反発し、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて米長期金利が上昇している。米半導体株安も逆風。人工知能(AI)を巡る巨額投資や、半導体メモリーの生産過剰が警戒される中、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は5.3%安と5日続落した。約3カ月ぶりの安値を付けている。
 ただ、下値は限定的。下半期の経済政策方針や金融政策の方向などを決定する中国共産党中央政治局の月例会議が週内に開催されるとあって、追加の景気刺激策に対する期待感が高まっている。指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、半導体などハイテクの下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)や半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)、プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が7.5%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が7.1%安、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が6.8%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.5%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH)が14.9%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は5.4%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。

 非鉄・レアアース株もさえない。廈門タングステン業(600549/SH)が5.0%、江西銅業(600362/SH)が1.7%、広晟有色金属(600259/SH)が2.9%ずつ下落した。医薬株、軍需産業株、インフラ建設株なども売られている。
 半面、消費関連株はしっかり。酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が6.0%高、調味料の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.7%高、食品の桃李面包(603866/SH)が2.6%高、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が2.3%高、スーパーの永輝超市(601933/SH)が1.9%高、冷凍食品の安井食品集団(603345/SH)が1.8%高、雑貨卸売の浙江中国小商品城集団(600415/SH)が1.7%高、家電の海爾智家(600690/SH)が1.3%高で取引を終えた。エネルギー株、自動車株、運輸株、金融株、不動産株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.97ポイント(0.35%)高の279.46ポイント、深センB株指数が9.01ポイント(0.77%)高の1180.39ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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